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目指す介護の実現に取り組む会

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高齢者人口の増加に対して、現場は慢性的な介護人材の不足によって悲鳴をあげています。介護現場に赴くと「もっと利用者(入居者)に寄り添う時間がほしい。」と、多くの方が口を揃えます。自… もっと読む
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介護のイノベーションとSDGs

おはようございます。 今、介護現場でのICT/介護ロボ導入を促すためにどうすればよいか?というプロジェクトに取り組んでいます。 社会保障費120兆円を抱える日本が持続可能性を維持していくためには、このテーマは避けることができないテーマだと思っています。 「持続可能性」というキーワードから頭に浮かぶのは、最近よく聞く「SDGs」です。SDGsだと「環境」や「貧困」の分野に引っ張られがちですが、僕は日本の持続可能性を危うくする最も大きな爆弾は、人口減少時代に入りながらも、国家の

看護小規模多機能 業務改善ガイドライン

2018年度版の看護小規模多機能 業務改善ガイドラインをお知らせします。 あまり認知度が高くないので。。。(涙) 厚生労働省さんから委託を受けて、㈱三菱総合研究所さんと共に、2018年9月から2019年3月にかけて、東京都新宿区、広島県広島市、香川県高松市にある看護小規模多機能、3事業所の業務改善に取り組んだんです。 初回訪問してから、各事業所に3名~5名程度のワーキングチームをつくってもらって、10日から14日に1度のペースで現地に訪問し、ディスカッションや業務観察、ア

なぜ、あなたの現場はしんどいのか?

介護の現場はしんどいのは当たり前じゃないか! という声が聞こえてきそうですが、本当にそうなのでしょうか。 たしかに、3K(きつい、汚い、危険)と言われてきましたし、これに2つ追加された(暗い、臭い)5Kなんて言われ方もします。 でも事業所を回ってみると、たしかにしんどい事業所もありますが、そうでもない事業所も多く存在するのも事実です。 この違いは、一体全体どこから来るのか? 謎ですね。 介護事業所の人員配置は、その事業(サービス)内容によって法律で定められていますよね。飲