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札幌大谷VS二松学舎大付属

3-2で二松学舎の勝ち!!

2022年8月9日 試合時間2時間15分

札幌大谷000 000 011=2
二松学舎101 000 001×=3
【二】辻、重川
【大】森谷


札幌大谷は9回ツーアウトランナー無しから代打の森くんがライト前へヒット、1番の飯田くんのライト前ヒットの間に森くんが快足飛ばしてサードを陥れてツーアウトランナー1,3塁!!
その後二松学舎の重川くんのワイルドピッチにより3塁ランナーの森くんが生還して土壇場で同点!!!
最後の最後まで諦めない姿勢がこの1点を生んだ。

結果的に9裏に重川くんのチェンジアップを後ろに逸らしてしまった押切くんがヒットを放ち、その押切くんがホームに還ってサヨナラ勝ちを収めた!!

両校とも守備が堅実でロースコアの決着になった。
私は守備の大切さを改めて痛感させられた。
しかし、その守備がこの試合の明暗を分けたと思う。

8表、場面は 2-0   で二松学舎がリード札幌大谷の攻撃。
セオリーで言うと終盤2点差の均衡した展開、一塁手と三塁手はそれぞれ一塁線、三塁線を閉めるのが通説である。しかし二松学舎のファースト片井くんの横を破る(一塁線の打球)スリーベースヒットが生まれた。(打者は札幌大谷天野くん)
このスリーベースで出た天野くんがホームを踏み札幌大谷は一点を返した。これは完全にたらればだが、天野くんのスリーベースをファーストゴロとして処理していれば、8回に1点取られる事も無かったし9回に同点に追いつかれる事もなかったのかもしれない。(尚、野球にたらればは宜しくないというのは重々承知しております)

9表に同点に追いついた札幌大谷。

場面は飛んで2-2、1点でも入れば二松学舎のサヨナラ、9裏ワンナウト1,2塁の場面。
二松学舎のバッター親富祖くん。
先述の通り終盤で競っている場面は基本的に一塁線、三塁手は閉めるというのがセオリーではある。特にこの場面札幌大谷はサヨナラ負けの大ピンチ、一塁線、三塁線を打球が抜けていけば高確率でセカンドランナーが還ってきてしまう場面。絶対的にそこはケアしておきたいシーンだった。
しかし二松学舎の親富祖くんの打球は無情にも三塁線を破るタイムリーヒットで二松学舎がサヨナラ勝ちを収めた。
そう、札幌大谷のサード飯田くんは三塁線を閉めていなかったのだ。
ワンナウト1,2塁の場面、ここでもたらればが発動するが三塁線を閉めていればサードゴロゲッツーが取れていたそんな打球だった。

もちろん先程の二松学舎の片井くん、札幌大谷の飯田くんを責めることはできない。
何故なら彼らはこの甲子園の舞台を死に物狂いで勝ち取り、この試合も死に物狂いで勝ちにいっているからだ。
二松学舎の選手、札幌大谷の選手に大きな拍手を贈りたい。
本当によくやった!!
素晴らしい野球を魅せてくれた!!
私はこんな思いで今いる。
誰が悪いとか、誰のせいで負けたとかそんな話はしたくない、聞きたくもない。
彼らの熱い気持ちが見れたらそれでいいのだ。

結果的に一塁線、三塁線の守備形態が試合を左右した。
野球をよく見る者としてはそこに勝負の鍵があったという見応えのある試合だった。

今回はたまたまこの試合を1試合まるまる観る事ができたのでこんな事を書いてみました。

引き続き野球の深さを書いていければと思います。



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