地方政治からさまざまな言説が発信される時代になりそう
選挙コンサルタント・選挙ジャパン代表おかたかしです。
政治的な議論は国会から地方政治へ
日本の政治は国会が中心なのですが、国会にはキャパがあります。さばける議案に限りがあるので、建設的な議論はなく、統一教会など特定の話題に集中してしまいます。
地方議会は、それぞれの議論ができます。コロナ関連のワクチン・マスク問題について、各地の独立無頼の地方議員たちがちょっとしたスキャンダルとともに、議論を巻き起こしています。
多様な議論を巻き起こす基盤が、地方自治にあります。
ネットメディア界隈から立ち上がった参政党の地方政治進出
2022年夏の参院選直後に、国政の凪に対する、地方政治のインパクトを期待しました。新しく国政政党となった参政党の地方政界進出はどのような状況となるでしょうか。
2023年4月には統一地方選挙があり、各党、各地での候補者擁立を進めています。
すでに行われている地方選挙も行方を占うものになります。
沖縄市議会議員選挙(2022年09月11日投票)
参政党公認 しんざと和也 が定数30の最下位30位で当選
獲得票数1,077票
有権者数の0.97%
ちなみに、NHK党は 崎原慎吾 候補が357票で落選
沖縄という、地域に重い政治課題が横たわる地域なので、国政政党の勢いは測るのは容易ではないです。
川西市議会議員選挙(2022年10月16日投票)
参政党公認 長田たくや が定数24の23位で当選
獲得票数1,680票
有権者数の1.29%
ちなみに、NHK党は 中曽ちづ子 候補が1,316票で落選
有権者数の1.01%
この 1.29% 1.01% というのが、国政政党 参政党 NHK党 の獲得票シェアの指標になるのではないでしょうか。
定数24くらいの地方選挙であれば、参政党が議席確保
定数40くらいの地方選挙であれば、NHK党も議席確保
燕市議会議員選挙(2022年10月23日投票)
参政党公認 いなむら隆行 が定数20の17位で当選
獲得票数823票
有権者数の1.25%
NHK党は 擁立無し
参政党の地方政治進出が呼びさます!
定数20の地方選挙でも場合によっては、参政党が議席確保してしまうようで、かなりの市区で参政党が議席確保すれば、議席確保できそう。
NHKをぶっ壊す!というとんがったワンイシュー政党であるNHK党と違って、それぞれの候補者の政策を党組織として後押しする参政党。
各地での議席獲得によって、さまざまな言説を呼びさます可能性があります。
地方議員は議員報酬によって生活が維持できるので、情報収集と分析をしたうえで、言説を展開できるのが魅力です。
ただその言説の真偽を判断するためのプラットフォームを十分ではありません。住民一人一人のリテラシー強化が迫られています。
もちろん、粗製乱造される地方議員はさまざまなトラブルを発生させ、法規制に触れることも出てくるでしょう。そこから生じる、一般住民の政治不信拡大による、政治への無関心も心配でなりません。
選挙コンサルは選挙ジャパンへ
政党による議席確保について予測しましたが、
地方選挙は政党に頼らずとも当選できるものです。
選挙ジャパンは、2023年統一地方選へ出馬しようと思われる貴方を応援します。
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