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政治家を志し始めた理由

初めまして、選挙制度革新党(仮称)の党首の中野です。
2022年度夏の参議院選挙を経て(すなわち2日前から)政治家を志すことに致しました。今回は、なぜいきなり政治家を目指したのかということについて決意表明を兼ねて話そうと思います。

一般市民として政治を語ることの無力感

私は、今日に至るまで、政治について考えて語ることを趣味としていました。もちろん、それを現実で行うと煙たがられるため、大学生以降はもっぱらSNSの匿名上で、無責任にありとあらゆる発言を行った次第です。
 日本や世界で発生している、政治的課題について素人なりに考えて、話し合うことは、非常に趣味として楽しかったです。ただし、それはあくまで自分と同じ思想の持ち主の間柄においてだけで、対立する思想を持つ人たちとは、そもそもコミュニケーションすらままならないということが多発しました。ちょっとした思想の違いで、右翼だの左翼だの罵られることは多かったです。そういう意味では、政治アカウントを運用することは、普通の人ならすぐにストレスが溜まって、見たくもなくなるのが世の常だと思います。
 私も、例外には当てはまらず、最近までは公開の政治アカウントで呟くのではなく、非公開の閉鎖的なSNS上のサロンなどで討議ごっこに勤しんでました。そんなことが2年経ち、サロンの運営は完全引退して、今回の参議院選挙を通じて、久しぶりに天岩戸を開けたところ、これでもかというくらい与党が圧勝していました。ある意味、絶望に近いものを感じました。
 日本における未解決な政治課題のほとんどは、戦後75%以上の期間与党であった自民党の失策により引き起こされたもののはずなのに、なぜ与党が圧勝したのか。それは野党が大半の国民から、信頼されていない、または無関心ゆえに引き起こされたものだと考えられます。つまり、現行野党では与党と反する意見を国政に届けることが不可能に近くなったわけです。自力優勝の可能性が消滅した野球チームの試合を見るのと同じくらい虚無を感じました。

少数勢力の台頭と、将来に向けての危機感

もちろん、NHK党やれいわ新選組、そして参政党など、国政進出を果たすまで成長した少数勢力も存在します。彼らは特異な主張や、特定の層に限定した受け皿として躍進してきました。それはある意味、希望なのかもしれませんが、同時に有権者の政治リテラシーが減少しつつあるということも意味していると思います。しかし、国政進出も楽ではありません。供託金だけで数千万円必要になり、まともに選挙を戦おうと思うだけで億単位のお金を必要とします。それらを自らの支持母体から回収したという能力は素直に、評価するべきだと思いますが、逆に言えばそれくらいの能力が無いと、自力で国政進出は困難であるということです。果たして、それらの能力は議会政治にどれだけ作用するのでしょうか。楽しみでもありますし、同時に冷や汗をかくような危機感を感じています。

自らが行動する段階に来た

このままでは「日本がヤバイ」。昔から薄々感じてはいたのですが、それが今回の選挙で確信に至った次第です。次に、私が政治家を志すにおいて、何を具体的に行うべきかという点について、考え抜きました。自らの信じる政治思想に殉じることもカッコいいですが、それは「全体の奉仕者」と言えるのでしょうか?いったい、何を変えれば「全ての国民にとって利益のあること」なのでしょうか?単純にお金をばらまくなどでは解決できない、中長期的な課題に対して、包括的に取り組むということにおいて、根本的に必要なことは何だろうか?最終的に、私は「選挙制度改革」というテーマを選びました。

選挙制度改革を選んだ理由

間接民主制を採用している日本では、選挙を通じていかに良い候補者を選ぶのかということが重要になってきます。いかなる勢力が多数派を取ろうが、その中身の質が悪ければ、国を傾けかねません。その民主主義の根幹に直接作用するような改革を主張し、実現を目指すということは、思想信条の違いに関わらず、ほとんどのケースでは、有益になると考えました。そして、現在の与党にとって自らが勝利しやすい選挙区形態は、究極の既得権益の1つでもあるため、何らかの外圧を掛けることが必須となり、そのために誰かが立ち上がらなければなりません。具体的な内容については、現在推敲中なので、後日の発表になるかと思いますが、以上の理由から選挙制度改革を、私の政治活動の柱とすることにしました。

誠実でありたいからワンイシューを選択

ところで、他の公約はどうするの?医療・教育・国防などなど、ありますが、1人の議員が全てを包括する必要は決してないと考えています。確かに小選挙区制の場合は、地域の代表として選ばれている面からも、多方面に精通している人が議員になるのがふさわしいという理屈がありますが、それは「できもしない公約」を掲げざる得なくなるという理屈を補強することにも繋がります。それは、市民に不信感を抱かせ、選挙離れを加速させる要因になると考えています。そのため、私は選挙制度改革1本に絞ることにより、自身の実現したいことを明確化し、行動に信ぴょう性を持たせることが、中長期的な活動において重要だと考えました。しかし、これは他の領域を放棄するという意味ではありません。市民が求めるときには、その政治課題について自分なりに真剣に考えた上で、是非を表明することは必要だと考えます。あるいは恥を忍んで、他の専門家に意見を求めてそれを丸呑みする場合もあるでしょう。それらの知恵のネットワークを構築するのも議員の仕事の1つだと考えています。

当面の活動について

当面の活動としては、Youtubeやnote、twitterなどのSNS媒体を通じて情報発信をして同志を見つけることから始めます。可能ならば直近の選挙などに出馬したいですが、現時点では何とも言えません。しかし、熱い鉄を早めに打ちたいので、近い将来には何かしらの形で政治の世界に本格的に足を踏み入れようと思います。もし、この記事を見て興味を抱いた方はTwitterのDMまでご連絡をお待ちしております。

https://twitter.com/SenKyo_Reform


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