昭和三陸津波の紙芝居、親から子へ、子から孫へ
昭和三陸津波の語り部、高橋恵美子さんにお話を伺いました。
恵美子さんのお母さんの田畑ヨシさんが、昭和三陸津波の経験から作った紙芝居。
田畑ヨシさんがお亡くなりになられた今、娘の恵美子さんが受け継いでいます。
https://mainichi.jp/articles/20190307/ddm/041/040/032000c
田畑ヨシさんが孫に伝えるためにと、子どもの時に体験した昭和三陸津波の記憶をたどって、50代のころに描いたそうです。
絵からは孫への想い、津波への想いが力強く伝わり、
絵を見ているだけで、感動し、涙があふれ、自分でもなぜ涙が出るのかわからない不思議な感覚になりました。
次は恵美子さんの娘さんでヨシさんのお孫さんにあたる方が、受け継ぎ紙芝居されるそうです。
親から子に、子から孫に
これこそ正に伝承の理想的な形ですね。
思いを未来へ
東日本大震災があった2011年3月11日には、この紙芝居は、たまたま教育委員会に貸し出されていたらしいです。
そのことから、この紙芝居は残ったという話。
あの時、貸し出されてなければ、自宅と一緒にこの紙芝居は流されていたらしい。
津波の当事者ではない恵美子さんは語り継ぐことの難しさを感じていたらしい。
3月11日に、たまたま貸し出されていて流されなかった紙芝居。
導きなのか
語り継がなければいけないという想い、決意が恵美子さんを今も動かしている。
次、もしくは次の次のオンライン語り部の会では、この紙芝居を、恵美子さんの娘さんで田畑ヨシさんのお孫さんにあたる方に読み聞かせをしていただく予定です。
是非ご参加ください。
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