見出し画像

アンテナを取り替えてます

46歳になったら、会社を経営して6年も経ったら、少しはしんどさから離れた人生を送っているのだと、
20代、30代の頃はそう考えていた。

なのに、どうだろう。
若かったあの頃とその性質は異なれど感情としてはさほど変わらずに、
相変わらずまだまだしんどい。

そっちにアンテナを立てれば、キリがないほどにしんどい理由を挙げられるほどに、
人生はしんどい。

でも、だからこそ、こっちにアンテナを立てていたい。
こっちにアンテナを立てれば、キリがないほどに人生とは幸せなものだと感じることができる。

しんどさだけでも、幸せだけでも、それだけを感じて生きていけるほど、
人は万能につくられていない気がする。

しんどいこともあるし、幸せなこともある。
どちらかを過敏に受信してしまう日には、
アンテナを取り替えるように、もう一方の受信を意識したらいい。

長く続くウィルスの猛威のこと、長く続く大雨の猛威のこと、
そして長いこと会社に降りかかる課題のこと。
それぞれのことにもわたしの受信機は疲弊する。
あ、こっち側に行きすぎているぞ、と感じたら、あっち側へ。
あっち側に行きすぎたのなら、こっち側へ。
そんなふうに、のらりくらりとであっても、
わたしは生きていたい。生きつづけて、自分の人生を、この会社を、
ずっと、続けていたい。
「あともう少しだけ続けていれば」
「あともう少しだけ諦めなければ」
ということだけは、口にしたくない。

「ここまで続けてこられて幸せだった」
「ここまで諦めずにいて本当に良かった」

と、口にする日が来るまでは。


質問箱へのわたしの回答はこちら。
しんどいよね、人生は。
でも、幸せだよね、人生は。

①よく寝る、②しんどさを解決するにはどうしたらいいのか考える、③考えるのをやめて風向きが変わるのを待つ、④そのしんどさの影に隠れてしまった、ちいさな幸せを思い出す、
⑤①に戻る。
つまりそうした気分の時、わたしの場合は考えるのは②だけで、あとはできるだけその気持ちから離れるようにしています。

46歳になっても、しんどいことはそれなりにあります。
でも、ちいさな幸せもそれなりに知っています。
この合間を揺らぐように、なんとかバランスをとってやり過ごしています。
答えになっているのか不安ですが。


#今日の (正確に言うと昨日の)一冊
#ホームシック
#ECD +植本一子
#226 /365

*今日の投稿は明日へ


#質問箱
#生きるのはしんどい
#でも生きるのはしあわせ

サポート、励みになります!