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「空中階」改修費ご寄付のお願い


*直接お目にかかったことのある方に向けたお願いです。
この場所は管理を委託されている関係で、
おいそれと見ず知らずの方にお使いいただくことは考えていません。
ただし、運営メンバーと直接繋がりがある方であればどなたでもお使いいただけます。
また、ご寄付いただきました方からのご紹介でもご利用いただけます。
ご協力いただけますと幸いです。


センジュ出版と同じ千住の地に本社を置き、駐車場/駐輪場/フィットネスジム事業を、東京、埼玉、千葉、神奈川で展開する企業、芝園開発株式会社。
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その海老沼孝二会長から、一本のお電話をいただいたのは昨年12月初旬のこと。

芝園開発さんが取得された千住4丁目のとある大きな建物の2階一部(3部屋、キッチン2ヶ所、トイレ2ヶ所、バスルーム)を、
「改修含めて自由に使ってください。ただし、3年限定、寝泊まり厳禁、そして地域貢献につながるように。あなたがこれまでやってきたこと、これからやろうとしていることにとって、悪い話じゃないと思うよ」
と、ほがらかな笑顔で、ポンと、あり得ないような(お安い)金額で貸してくださいました。

中を見せていただいて、ただただ驚き。
センジュ出版に託されたのは80㎡弱の居住空間。そのままでも十分使うことができるほど、痛みの少ない状態です。

この間仕切りを外して、セミナールームにする予定です。
壁の収納もなくし、より広く使います。
こちらはミーティングルームなどに。間仕切りは外します。
ここのみ壁の収納は残します
ラウンジになる場所です
ラウンジにはシステムキッチン付き


もちろん、このままの形で多くの方々とこの場所を共有してもよかったのですが、それではセンジュ出版が関わる意味があまりない。

せっかくなので一部屋だけでも、時間を忘れるような、時間から抜け出たような場所にしたい。
そう思って、こちらで何度かアンティークやヴィンテージ家具を譲っていただけないかと呼びかけたところ、
4人掛けソファ1台、3人掛けソファ1台、ダイニングテーブル3台、ダイニングチェア8脚をお譲りいただくことになり、すでに搬入が済みました。

アルフレックスのソファとドマーニのダイニングテーブル



これまでに家具をお譲りいただいた、
THE A.I.R BUILDINGの梁剛石さん、高田郷子さん

ソファとダイニングテーブルをいただきました


遊と暇の渡辺龍彦さん

ソファをいただきました


他、みなさん、本当にありがとうございました。

その後、カーペットラグ、ヴィンテージトランク、スタンドライト、オットマン、ハンガースタンドなどなどを各所より破格で購入し、
センジュ出版から、プロジェクター、スクリーン、マイク、スピーカー、ホワイトボード、冷蔵庫、食洗機、ポット、電子レンジ、電子レンジ&オーブン、ガス台などなどを搬入したため、
残るは一人掛けソファ3脚、コーヒーテーブル2台、ダイニングチェア6脚、モニター、全身鏡、スタッキングできる丸椅子を20脚程度購入すれば、
必要な備品、家具はほぼほぼ揃うことになります(思い当たる家具をお持ちでお譲りいただける方はご連絡ください)。

さらに今回、リノベーションの図面を手掛けますと申し出てくださったのが、
117designの建築士、飯名悠生さん。
こちらのわがままを、何度も何度も修正を加えながら形にしてくださいました。
飯名さん、本当にありがとうございます。

さて、ここから先は、お願い事です。
軽やかに、ほがらかに、この場所を提供してくださった芝園開発さんのお気持ちに応えるためにも、
また、レンタル費のかからないこの場所を、必要とする方々が軽やかに、ほがらかにご利用いただくためにも、
改修費のご協力をお願いしたいと思います。

3年後にはなくなってしまう場所に数百万のお金をかけるのは、何とも馬鹿らしい話かも知れません。
でも、そんな遊び心がこのまちに一つ、たくさんの方々の力をお借りしながら明かりを灯すのも、悪くないなと思っています。

出版社が手がける「空中階」。
空に浮いていて、実際「あるのかないのか」定かではない場所。
でも、本当に必要な人にとっては、いつだって扉が開いている場所。
あちらとこちらのあわいに位置し、3年経つと空に消えてなくなる「空中階」。
ここは、本と、表現と、発信とが、みなさんのそばにあるところ。
イベント、教室、セミナー、会議、撮影、展示、リモートワークなどなど、
遊んで学べるこの場所に、ぜひご協力ください。
Wi-Fiもしっかり完備されています。
キッチンが2箇所あるので、お料理教室やお食事提供するようなイベントにもどうぞ。

なお、この場所はセンジュ出版が管理責任者となります。
また、企画運営メンバーには現時点で、12名の個性豊かなみなさんがすでに集まってくれています。
センジュ出版、そして芝園開発さんを含めて14名の誰かと繋がっている方々に向けて、
現在300万円の改修費を目指し、お声がけをさせていただきます。

寄付をいただいた方には、運営メンバーに次いで施設を優先的にご利用いただけ、
かつ、この施設や運営メンバーからの情報を共有する非公開Facebookグループに招待いたします(ご参加は自由です)。
センジュ出版では、2019年12月から2020年12月までオープンしていた間借り型ブックスナック「本と酒 スナック明子」同様に、
この「空中階」でも、著者や編集者、書店さんなどのゲストを招いて参加者と共にハイブリッドで話を伺うイベントなどを開催していこうと考えています。
また、それぞれの運営メンバーが講師となるイベントも予定しています。

改修は3月予定、完成後はプレスリリースでのご案内を行い、
4月以降、みなさんにご利用いただく予定です。

ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
ご寄付はこちらから。

既に数多くのご寄付が集まってきています。
ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございます。
大切に活用させていただきます。

下記はよくお問い合わせいただく内容をまとめたものです。
よろしければご確認ください。

Q:この場所で毎週教室を開くことはできますか?
A:芝園開発さんがこの場所を貸してくださる際、もし妥当な金額を提示されていたら、センジュ出版はここを借りることができませんでした。
ありえないような金額だったからこそ、必要な、そして繋がりのある方に無料で貸し出すことが可能となりました。
なので毎週同じ方に貸すことができない、とは言いませんが、現在数多くの方が寄付してくださり、また必要としてくださっている方も少なくありません。
この限られた空間を、お互い分かち合うことのできる方に、広くお貸し出ししたいと思っています。

Q:場所を借りるにあたって優先順位はありますか?
A:シンプルに先着順、としたかったものの、多くの方々からのご支援をいただいている中、残念ながら優先順位を設けさせていただいています。
同じ日にちに利用希望者があった場合、優先順位の高い方々からご利用が可能です。
施設ご予約は1ヶ月前より受け付けます。
以下、その優先順位です。

1 企画運営者
このフライヤーにある方々は、お名前を出し、この場所の信用を担保してくださっています。ですので、この方々が場所の利用に関し、最優先になります。

2 寄付支援者
寄付は運営メンバーと直接繋がりのある方にお願いしていますが、寄付者と繋がりのある方であれば寄付していただくこと、この場所を利用いただくことが可能です。
寄付金額の高い順に優先順位を設けさせていただきます。同額の方の場合は、予約お申込の先着順とさせていただきます。

3 共同運営メンバーと直接面識のある方々(寄付なし)
寄付をせずとも、運営メンバーと繋がりのある方々であれば、施設利用は可能です。
上記の方々の利用のない日程でしたら、いつでもご利用になれます。

*運営メンバーと面識のない方のご利用は不可です。ただし、イベントの参加者としてこちらの場所にお越しになることはもちろん可能です。


Q 改修費はいつまで集めていますか?
A 3月着工予定ですので、2月までにご支援いただいた金額でできるところまでを取り組もうと思います。
とはいえ、ラウンジ他のスペースも、可能なら改修を進めたく、3月以降も改修費は引き続き募集し、金額が集まれば他の部屋の改修に充てていこうと考えています。 

Q この場所でセンジュ出版がやろうとしていることは何ですか?
A 表現する人の発信をサポートすることです。
これまでセンジュ出版は出版社として、著者の思想、価値観、経験などの表現を後押しし、世に本の形で発することをなりわいとしてきました。
ですのでこの場所でも、表現したいものがある方が、それを発信することで必要とする方に届くようにセンジュ出版がサポートすることを、一つの役目だと思っています。
表現したいものを発信につなげていくきっかけに、この場所を、センジュ出版を、ご利用いただければと思います。
さらに、共同運営メンバーはそれぞれが、みなさんの表現、発信をサポートしてくれる技術や知識、商品やサービスをお持ちの方ばかりです。
なお、個人的には、2019年12月から2020年12月まで手がけた、間借型ブックスナックと同じように、著者や編集者、書店さんなどを招いてお話を伺う企画はやってみたいと思っています。

Q 「地域還元の目的」をどのように捉えたらいいかよくわかりません。
A  センジュ出版は、芝園開発さんよりこの場所を「地域還元の目的で使用してほしい」と依頼され、お借りすることになりました。
私自身この地域に会社も自宅も持つ一人の地域住人として、「さまざまな方々の生き様を知ることのできる場所」が地域に存在することで、大人から子どもまで、自分自身の生き様のヒントやきっかけになり、ゆくゆくそのことは地域の魅力につながると感じています。
なぜなら、「地域」と言ってもその本質は、一人ひとりの人間の生き様が持つものだと私は考えるからです。
当然、そうした本作りをこれまで出版社として願いながら手掛けてきましたが、この場所でもセンジュ出版ができることは同じ。
本を出すまでもないけれど、何か表現したい、発信したいとお考えの方であれば、どうぞこの場所にお集まりください。
そして、願わくば、この施設利用時間の前後に、このまちで食事やお買い物を楽しんでいただければ幸いです。

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