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吉野の鬼👹 奈良お散歩日和
今日は、節分。全国各地で「福は内、鬼は外」の掛け声が聞こえることでしょう。
でも、ここ吉野では、「福は内、鬼も内」と唱えます。
そのルーツをたどりに吉野山に行きました。
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電車で吉野山に来るには、近鉄南大阪線で吉野まで行き、その後、ロープウェイに乗って3分。吉野山に着きます。可愛い桜が塗装されていました。
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しばらく歩くと、古い時代の門があります。
通称、黒門です。
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その門の横に案内板がありました。
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珍しい銅の鳥居⛩です。
この門は、行者が修行する時に俗世を離れる決意をする所なので発心門と言われているそうです。この門のふもとに役行者の像がありました。
その役行者の足元には2匹の鬼がいます。
それが、鬼の夫婦の前鬼と後鬼です。
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いい伝えによると、悪さをしていた鬼を役行者が改心させ、仕えるようになったと言われています。また、厳しい修行を行い、この鬼の夫婦の子ども5人は、その後、人間になり、修行者のための宿坊を開いたと言うことです。
実際に下北山の前鬼という集落では、鬼の子孫の方が宿坊を開いていらっしゃいます。
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銅の門を進んでいくと、ユネスコの世界文化遺産に登録されている紀伊山地の霊場と参詣道の構成要素の一つ、金峯山寺にいきつきます。
ここは、役行者が、金峯山で修行中に感得した蔵王権現を自ら刻んで開祖したと言い伝えられています。
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この蔵王権現は姿は恐ろしい形相をしていますが、全てのものを救い、教え導く懐の深い仏様なのです。
毎年2月3日には、全国から追われてきた鬼がここにやってきて、修験者のお経と参拝者の豆に平伏し、改心するという鬼の調伏式があります。
そのため、
「福は内、鬼も内」なのですね。
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私が行った時は、まだ1月の末だったので、神社やお寺の軒先に提灯が吊り下げられていて、行事の案内をされていました。
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また、吉野山のあちこちに鬼が飾られていて、人々の中に温かく迎え入れられているのを感じました。
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1300年以上前から信仰の対象であった吉野山の懐の深さを感じました。
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