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シニアライフに役立つノウハウ本と定年小説

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定年後の生活の参考になる本、書評をまとめてみました。 充実したシニアライフを送るための道しるべにしましょう。
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2022年4月の記事一覧

小説に学ぶシニアライフ 5「55歳からのハローライフ」 村上 龍

前回、第4弾小説に学ぶ「おもかげ」に続き、村上龍さんの「55歳からのハローライフ」のご紹介です。 55歳からのハローライフ 村上 龍村上龍さんは、まだ在学中の1976年に第75回芥川賞を「限りなく透明に近いブルー」で受賞、その他多くの受賞歴をお持ちの小説家。カンブリア宮殿のホスト役として、ご存じの方も多いのではないでしょうか。 まだ高校生だった私には「限りなく透明に近いブルー」は衝撃的。 あまりにも違う世界、知らない世界に胸が高まり大人への期待と不安に包まれました。 村

小説に学ぶシニアライフ 4 「おもかげ」 浅田次郎

本の要約は他のサイトにお任せし、私なりに印象的な部分を引用し、感じたことを綴ります。充実のシニアライフの道しるべになることを祈って。 前回、第3弾小説に学ぶ「終わった人」に続き、浅田次郎さんの「おもかげ」のご紹介です。 おもかげ 浅田次郎浅田次郎さんは直木賞の選考委員をされている著名な小説家。 「鉄道員」(ぽっぽや)は1997年第117回直木賞を受賞、高倉健さん主演で1999年映画化され大ヒットとなりました。 「平成の泣かせ屋」の異名があるほど、人情味あふれる作風が特徴