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戦国note

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2023年4月の記事一覧

大友家随一の茶人 臼杵 鎮続(うすき しげつぐ)

生誕不明。死没1578年(天正6年)耳川合戦での討ち死に。 臼杵氏の一族で豊後の国大友氏の庶流戸次氏の流れをくみ、大友氏の一族。父親は臼杵長景(うすき ながかげ)。兄に大友家三老の臼杵鑑続(うすきあきつぐ)、鑑速(あきはや)がいる。紹冊(しょうさく)の号で知られている。 兄、鑑続の死後、柑士岳城(こうしだけじょう)城代として筑前国に入り志摩郡の国人を統率。博多の御笠川(みかさがわ)改修。房州堀(ぼうしゅうぼり)の開削で水運利用や博多防衛の利用に貢献した。ちなみに開削は兄の頃

「キリシタン神社」を知っていますか

 日本人は「八百万の神」を信じるとされ、外来宗教である仏教と日本古来の信仰が混じった「神仏習合」などがみられます。  江戸時代の禁教令の時代には、潜伏キリシタン(隠れキリシタン)が観音菩薩の像を聖母マリア像に見立てて礼拝していた「マリア観音」という事例もあります。  さらに、キリスト教の信仰にもとづいて建立された神社もあります。「キリシタン神社」は非常に珍しく、全国に3例しか現存していません。 枯松神社(長崎市) 長崎県は、禁教令下でも多くの潜伏キリシタンが信仰を保って

大名の分け方は「親藩・譜代・外様」でいいのか

 江戸幕府を開いた徳川家康は、全国の大名を3つに分けた、と歴史の授業で習います。 1.将軍家の親戚である親藩(尾張・紀伊・水戸の御三家、会津や越前の松平氏など) 2.代々の徳川家臣である譜代大名(井伊氏、酒井氏、阿部氏など) 3.関ヶ原合戦の前後に徳川家に臣従した外様大名(島津氏、伊達氏、細川氏など)  親藩や譜代大名は要地に置かれる一方、外様大名は江戸から遠い辺境に置かれた…と習った人が多いと思います。  しかし、大名の分類に「これが正解」というものはありません。笠谷