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戦国note

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2021年9月の記事一覧

【書評】『現代語訳 信長公記』(ちくま学芸文庫)

 織田信長の家臣であった太田牛一による信長の一代記。信長を知る基本史料である。 『信長公記』の活字翻刻版は刊行されておらず、同書の全貌を知る貴重な書籍である。もっとも、ちくま学芸文庫版は1980年に刊行されたものの復刊で、見解が古い点もある。  例えば、桶狭間の戦いは従来言われてきた「奇襲説」は否定されており、『信長公記』本文を分析した「正面攻撃説」が有力になっている。が、本書67ページの地図は古い見解のまま…そうした点がもったいなく感じる。  大元の史料ではどうなって

【新刊のご案内】『日本史100人の最期』(宝島社)

 執筆協力した書籍(ムック)が発売となりました!  宝島社刊行『日本史100人の最期』です。  私は、有名な戦国武将である「明智光秀」「今川義元」「武田信玄」を担当しました。内容は以下のような感じです。 ・羽柴秀吉に敗れて三日天下に終わった光秀。彼は本能寺の変の直後、何をしていたのか? ・桶狭間の戦いで不覚を取った義元。彼は大軍を率いながら、なぜ信長に負けたのか? ・西上作戦が最期の戦いとなった信玄。彼はこの作戦で上洛を目指していたのか?  中身をちょっとだけ紹介しま