【読書脳】OECD景気先行指数 世界インフレ時代の経済指標
OECD景気先行指数の概要
OECD(経済協力開発機構)というところで作成。
CLIとも呼ぶ。(Conposit Leading Indicator)
目的は景気循環の転換点を早めに見極めたい。
1970年から開始。
本部はフランス・パリにある。
毎月発表される
OECDエリア、ユーロエリア・米国・日本・ドイツ・フランス・イタリア・英国・ブラジル・カナダ・インド・中国・インドネシア・ロシア・南アメリカ含む37カ国で構成。
ベースとなる内容や影響について
鉱工業在庫率や輸入輸出比率、住宅着工戸数、株価指数などで、これにより算出される指数は、GDPより6ヶ月程度先行するといわれるそう。
問題点は、各国の経済指標の精度。すべて同じクオリティで出しているかは懐疑的であること。
不安要素もあるので参考程度にというところ。
実際にマーケットに対するインパクトがあるかというのは、「ゼロ」に近いそう。
ただ、政治家やグローバル投資家、大きなコングロマリットの経営者はみているので重要な判断材料になりうる。
見かた・見れる場所
https://www.oecd.org/tokyo/statistics/cli-japanese-version.htm
100を上回ると景気拡大局面、下回ると景気後退局面とみられています。
グラフ上のラインをホバーするとどの国の折れ線グラフかわかる
現時点(2023年8月6日)での折れ線グラフは下記。
日本は100を超えているが、その他、米国・イタリア・ドイツやとくに英国は下落していて、100を下回っている。
一部下向きのようにもみえるし、一部回復も見える。
なにより英国の動きがとても大きくて目立つ。
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