見出し画像

転調の増加と楽曲制作やギターの練習方法の変化、影響


京王線 仙川駅 徒歩4分
調布市 仙川プティレコードの斉藤KAZUです。

本日は、転調をテーマにお話ししたいと思います。

近年、DTM作曲の普及やyoasobiなど転調を多用する楽曲が流行ってからなのか、転調する曲が急増しています。
特にボカロ曲では 必ずと言っていいほど、転調が繰り返され、Aメロ、Bメロなども、1番、2番でキーが何度も変化する楽曲も多くなってきています。

転調増加の背景

DTM作曲の普及: パソコン上で完結できるDTMの普及により、作曲の自由度が格段に向上し、転調も容易に行えるため、曲を途中で飽きさせないようにし、インパクトを与える効果で、積極的に取り入れられるようになっています。

yoasobiの流行:
テレビ等でも取り上げられていますが、yoasobiの楽曲は転調を効果的に用いることで、ドラマティックな展開を生み出しています。
この影響を受け、転調を多用する楽曲が異常に増えていて、上げるだけの転調から、上げたりさけたりする転調が増えています。

表現力拡大: 転調は、楽曲に抑揚をつけ、感情表現を豊かにして、視聴者に飽きさせない効果があるかと思います。

制作者は、転調を駆使することで、より、楽曲を長く聞いてもらえるようにし、より深いメッセージを込めた作品を作ろうとしているかと思います。
逆に言うと、転調を多くして、巧みにつかえば、ボカロっぽいが曲になるのではないかと思います。
楽曲をサブスクで聞く時代になり、曲を飛ばさせない為に、このような技法が多く用いられるようになってきたのではないかと思っています。

ギター弾き語りへの影響

譜面の複雑化: 転調が多くなると、譜面も必然的に多くなり、2枚では収まりきらなくなります。
ギター弾き語りにおいては、コードの押さえ方も複数のキーに対応しなければいけなく
カポで対応できる範囲を超えてしまい、簡単なコードの押さえ方だけでは、弾けない為、すべてのキーで弾けるように練習することが求められます。

アドリブ演奏の重要性:
さらにプレイヤーは、瞬時にキーチェンジに対応できる能力を身につける必要があります。

転調増加のメリット

表現力豊かな楽曲制作: 転調を効果的に用いることで、よりドラマティックで奥深い楽曲を作ることができます。
音楽的スキル向上: 転調に対応した演奏技術を習得することで、音楽的スキルが向上します。
音楽性の多様化: 転調の多様化は、音楽表現の可能性を広げ、新しい音楽性の誕生を促進します。
今後の展望

転調は、現代音楽において重要な要素の一つとなりつつあります。ギター弾き語りにおいても、転調に対応した演奏技術がますます求められるようになるでしょう。今後、転調を活かした新たな表現技法や、転調に対応した練習方法などが開発されることが期待されます。

まとめ

転調増加は、ギター弾き語りにとって新たな課題であると同時に、表現の可能性を広げるチャンスでもあります。転調を理解し、自分の演奏に取り入れることで、より豊かな音楽表現を実現できるでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?