陰陽学のススメ⑥…陰陽とバイオリズム 漢字紐解きは「女・男」
陰と陽の関係
陰陽とは世の中の事象を二つに分けるとする中国の思想が原点。
陰と陽の関係性について、ぱっと思いつくものを挙げると…
こんな感じかな。
でもスパッと２つに区分されているわけではなく、こんなグラデーションのような関係性だと私はイメージ（理解）しています。
陰陽思想の意図するもの
陰陽思想においては、「陰」と「陽」の二つは必ずしも対立することを意味していません。
むしろ調和するもの、調和すべきものと基本的に捉えます。
そして必要以上に纏めたり、落とし所を見つけようとはしないところに、陰陽思想の美点を感じます。
この解釈はいろいろアリそうですが、私は学者ではないのでOKとしています。
そう、無理に一元化はしなくっても自然のままでいいんじゃないかなー
ってことだと思うのです。
話は飛びますが、日本は八百万の神の国ですからね。
いろいろあっていいわけですよ。
だから、そういう認識でOKかと。
日本で生まれ、日本で育った身ですし…ね。
例えば、「陽」の気が強い人は明るく爽やかで、「陰」の気が強い人からは控えめでおとなしい印象を受けるとされることが多いですが、「陰」と「陽」は単純に性質の違いを表しているに過ぎず、どちらがいいというものではありません。
大切なのはバランス。
例えば「陽」の気が強すぎる場合は、積極的だけど深みがない人に見えてしまうでしょうし、「陰」の気が強すぎる場合は、神経質で沈みがちで病気がち（病は気から）な人に見えてしまうでしょう。
因みに、「陰」と「陽」のバランスは陰陽学においては、50:50ではなく、51:49なのだそう。
陰が根本で、陽は枝葉花実的と言えますが、陰だけだと発展ということがありません。
陽が活動し、陰が裏打ちし、内に含み、初めて両方の存在に意味が出くるとされます。
よって陰陽の割合は、陰が51%、陽が49%ぐらいが適当であると考えるようです。
面白いことに、日本の男女比率でみると女性が多いのですね。男女比率は少し違いますが…。
バイオリズム
バイオリズムにも陰陽の関係が見て取れます。
下の図の真ん中の基準線より上にあたる活動期はプラスだから「陽」
基準線（ゼロ）付近の不安定期を「中庸」とし、
基準先より下にあたる休息期はチャージ期間だから「陰」
バイオリズムは女性の方が実感しやすいですよね。
男性は意外とこのサイクルに無頓着で、「なんだか調子悪いな…」で済ませる方が多いようですが、このバイオリズムを意識するだけで自然と自分の体と向き合うことになりますから、生まれながらに持っている「自分のバイオリズム」を心身の面（陽）と暦から読み解く面（陰）で日々の生活に参考とすれば、自然の波に乗りやすくなります。
それが本当の意味での「無理をしない」ということであり、心身ともに健やかになれるのだと思います。
因みにバイオリズムの身体、感情、知性の三つのサイクルが、誕生した時の初期値に戻るのはそれぞれの基本周期である23日、28日、33日の最小公倍数である21,252日。
これは58年＋αで、六十干支（十干✕十二支）のサイクルである60年と概ね同じ。
昔から「還暦」と言っていることも概ね正しいということになりますね。
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バイオリズムのグラフ
バイオリズムのグラフって、三角関数なのは見てのとおり。
三角関数における円運動と波形の関係性が一目瞭然ですね。
この波形を1日単位で見ると昼と夜。
ゼロのところは朝方と夕方。
1年単位で見ると夏と冬。
ゼロのところは春と秋。
また時間軸ではなく、景気や商品サイクルに置き換えることもできるでしょうし、技術イノベーションにも。
そして人生もやはり波で表すことができます。
どれだけの時間軸で捉えるかという話です。
陰陽学では「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる」といいます。
今が好調（陽）なら、必ず不調（陰）に転じるときが来ます。
逆もしかり。
必ず転ずる日が来るということは予想できますよね。
このバイオリズムの陰陽の動きを認識しておくだけで、十分、未来予測をすることができ、リスク回避行動に繋がっていくことになります。
因みに、この三角関数における円と波形の関係。
陰陽学は方位学でもあるので、実はなかなか面白い関係にあるのですが、それは別の機会に説明したいと思います。
陰陽学（陰陽六行）におけるバイオリズム
今回の「師匠の漢字漢字紐解き」は「男」と「女」
これも陰陽の関係。
「女」が陰で、「男」が陽になります。
あれ、男に陽が当たるの？？
なんだか陽があたるイメージの方がいいよね…と思う方も多いかと。
確かに陽が当たるイメージではありますが、実は…。💦💦
感じ紐解き動画を見て、女性は怖いと思った男性は要注意…かな。(^^;)
しかし、上に記したとおり陰陽バランスは51:41。
したがって家庭というものを考えた場合には、これは何といっても女性が中心ですから、女性が51％の権利を握っているという状態が、家庭平和の一番の原則であるということになるのでしょうね。
男性諸氏、そういうものと認識しましょう。(^^;)
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