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ひながたそばにある。

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『千読』のコンテンツ。ひながたの親心に思いを馳せる。『稿本天理教教祖伝』の一文をとりあげ行間を味わう。当時の時代背景や風景を想像し、現代におけるひながたの歩み方を探求。「ひながた…
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記事一覧

29.不思議が神④

「不思議」とは、とても不思議である。  日頃、私たちは「不思議」という言葉をよく使う。 …

28.与える一方の喜び③

 前回からの続き。教祖は、①「信じていない人」に対し、どのように導かれたかを考察して参り…

27.堪忍これが一つの理②

 にをいがけを思案する上で、他ではなく教祖のひながたから学ばせて頂きたい。  前回の序章…

26.にをいがけのひながた①

 心から、お道の教えは素晴らしいと思う。  言葉では表現できないほど、教祖の教えは魅力的…

25.善兵衞様の御決断

 教会長の理のお許しを戴いて、はや半年が経ちます(令和5年7月現在)。  まだまだ分から…

24.喜びの計算式

 長蛇の列ができるお店のラーメンも美味しいけれど、お腹ぺこぺこで食べるカップラーメンも美…

23.阿呆になる

 前回まで、貧に落ちきるひながたの道を「裸になる」というテーマで思案してきました。  そして、物の裸・形の裸だけでなく「心の裸」が重要ではないか。  そんな考察を進めてきました。  では、一体どうすれば「心の裸」に近づけるのか。  私は、ひながたを思案する上で二つのポイントを見出しました。   ① 阿呆になる。   ② 欲を忘れる。 「心の裸」を目指すことは、決して簡単ではありません。  けれども、この二点が手掛かりになるのではないかと考えたのです。  そこで今回は

22.物の裸・心の裸

 青年会本部の一月例会で、大亮様のお話に感激した。  基本方針は昨年と同じ。活動目標の一…

21.貧に落ちきる意味

 今回は、 「貧乏」という言葉について考えてみたい。 「言葉」は、それらが指し示すイメー…

12.おふでさき執筆年代

   今回は、ちょっと変わった視点でおふでさきを眺め、教祖のひながたについて思案してみた…

20.難儀なる者の味

 これから神様のお言葉を頼りに、ひながたの道を思案していきたいと思います。  中でも「お…

19.言葉とお手本

前回、ひながたの道は、人間の常識的な価値観や倫理観で解釈するのではなく、神一条のモノサシ…

12.おふでさき執筆年代

 今回は、ちょっと変わった視点でおふでさきを眺め、教祖のひながたについて思案してみたい。…

3.5 ひのきしん再考

今回は、「ひのきしん」という言葉について考えてみたい。 天理教の信仰者は、ひのきしんという言葉をよく使う。 その意味は皆すでに知っている。 日頃、神様から頂戴している御守護に感謝し、お礼の気持ちを、何か行動に移すこと。 お道の者にとっては、既知の常識である。 『天理教教典』(第八章)を読めば、詳細に記されており、今さら振り替える必要はないかもしれない。 それよりも、実践していくことが大切ではないか。 もっともな意見であろう。 しかし、時折お言葉に込められた意味を尋ね