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<全4回>迷惑メールと判定される要因とは~④メールコンテンツに問題がある

配信したメルマガが「迷惑メール扱いされてしまう」といったことはありませんか?
ユーザーとのコミュニケーションツールであるメールですが、ユーザーにきちんと届いてメールを見てもらえなければ意味がありません。

そこで今回は、迷惑メールと誤判定される主な要因と迷惑メールと判定されないための対処方法を全4回にわたって解説していきます。

【迷惑メールと判定される主な要因】
①メール配信環境が適切ではない
②なりすましメールと判定されている
③配信方法・運用方法に問題がある
④メールコンテンツに問題がある(イマココ)


メールコンテンツに問題がある

迷惑メール対策として、迷惑メールの特徴に合致するメール本文や件名ではないか、危険なURLが記載されていないか等をキャリアやISP側でチェックしています。

そのため、アダルト的な内容や迷惑メール送信者がよく使う表現をメール本文や件名に使用していた場合に迷惑メール扱いされる恐れがあるので、内容の見直しいただくことをお勧めします。

また、③配信方法・運用方法に問題があるで紹介した受信側で定めているメール送信ガイドラインの他に、電子メールの標準的な規定(RFC5322 RFC5321)に違反したメール形式であった場合も迷惑メール扱いされるケースがあるので、各種ガイドラインを一度確認いただくことをお勧めいたします。

迷惑メールと判定されやすいパターン

・迷惑メールでよく使用される煽り文句を使っている

迷惑メールでよく用いられる文字列が本文中に多数含まれていると、迷惑メールフィルターに該当する可能性が高くなります。

例:アダルト的な内容、儲かる、0円…などといった文字列

上記例のようなPR表現を使用したい場合は、使用頻度を少なくする、又は他の言葉に置き換える等表現を工夫しましょう。


・過剰な飾り罫線や文字装飾をしている

「☆★☆★☆★☆★☆」など記号を用いた罫線の挿入や、文字のサイズを大きくしたり色付したり、文末に「!!!!」「!?!?!?」を多用するなど文章を過剰に強調・装飾するような表現も迷惑メールフィルターに該当する可能性があります。

文章を目立たせたい場合は、改行して読みやすくするなど工夫し、装飾はワンポイントのみにするなどしましょう。


・信頼性の低いサイトのURLや短縮URLを記載している

キャリアやISPでは、危険なURLをデータベース化して問題のあるURLが記載されたメールを迷惑メールと判定、あるいは受信拒否するなどのフィルターを設けています。

セキュリティに問題があるwebサイトのURLやフリーの短縮URLサービスは、迷惑メール送信者も含め、不特定多数の配信で使用されており信頼性が低く、迷惑メールと判定される可能性があります。

短縮URLを利用したい場合は、独自ドメインを使用した短縮URLを使うようにしましょう。
または、HTMLを利用してテキストや画像からリンクする方法等も検討しましょう。

その他にもメール本文にURLをたくさん記載していたり、アフィリエイトURLが記載されている場合等も迷惑メールと判定されることがあるので注意が必要です。


・特定電子メール法に定められた表示義務の記載がない

広告宣伝を目的としたメールには配信者情報を明記することが義務づけられています。

③の配信方法や運用方法に問題があるで紹介した配信停止の案内(オプトアウト方法)や連絡先等の情報をメール本文に記載する必要があります。

【表示義務】
・送信に責任を有する送信者または委託者の氏名や名称
・配信停止についての案内と停止手続きのできるURLやメールアドレス
・送信者または委託者の住所
・問い合わせを受け付ける電話番号やメールアドレス、URL

参考:Yahoo!系列(Yahoo!BB)の表示義務項目の表記



良いメールコンテンツを提供する

ユーザーにとって必要のない情報を送ることは、受け取り側によっては迷惑な行為であり、今後そのメルマガを読まなくなる可能性が高まります。

そのため、ユーザー目線になって読んでもらえるようなコンテンツ作りを意識しましょう。

■例えば
・どんな内容なのか伝わる件名、読みたいと思わせる件名を考える
・件名と本文に相違がないようにする
・どういった経緯でメール送信されているか明記されている
(〇〇サービス会員登録している方へ送信しています/メルマガ配信を希望されている方に送信しています等)
・製品やサービス等商品情報の他、有益な情報を発信する
(割引やキャンペーン、プレゼント、口コミなど販売意欲を刺激するような内容)
・トレンドを押さえた最新の情報を発信する
・システムメンテナンスや休業日、価格・仕様変更など重要な情報を告知する
・行間や文字数など読みやすさ、わかりやすい構成を意識する
  …など

ユーザーそれぞれに興味関心を持つ魅力的な情報を提供すること、読みたいと求められるメールを作成することが重要となります。


以上、全4回にわたって「迷惑メール判定される要因」を解説しました。

ざっくりとした紹介でしたが、迷惑メール扱いとなって困っている方へのヒントとなれば幸いです。



番外編:迷惑メール判定されているときのユーザー側の対処方法

迷惑メールと誤判定されてしまう場合、これまで紹介してきた送信側での対処策が重要となりますが、受け取り側であるユーザー様での対処方法を紹介します。

「迷惑メールではない」と報告してもらう

ユーザー様にメールソフトから「迷惑メールでない」と報告してもらうことで、迷惑メール判定が改善されるケースがあります。

デバイスやメールアプリによっては、「迷惑メールフォルダから受信ボックスに移動」することで、正当なメールとして受信ボックスに分類されるようになる場合もあります。

参考:Yahoo!メールアプリ(iOS)での「迷惑メールではない報告」画面

Yahoo!メールアプリでは、(画像参考)メニュー左下の報告をタップすると迷惑メールではないことを報告することができます。

Docomo参考 Gmail参考 Yahoo参考 iCloud参考 Microsoft系参考


上記のようなユーザー様側での報告・対処で、迷惑メール扱いが改善することがあるので、ユーザー様に対応をお願いするのも方法として挙げられます。


迷惑メールフォルダにもメールが届いていない等、メールが届かなくてお困りの場合はこちらのnoteを参考ください。



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