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週刊ダイヤモンド誌連載コラム第429回で体外受精のリスクについて取り上げました

2015年から続けている週刊ダイヤモンド誌の連載コラム「大人のための最先端理科 生命科学」の今回の話題は「体外受精」。直近で発表された京都大学の篠原隆司先生の論文を取り上げています。

この論文はオープンアクセスですので、どなたでも読めます。Graphical Abstractを貼り付けておきますが、顕微授精だけでなく、体外受精(IVF)のみでも、子ども世代(F1)以降の健康に関してリスクがあることをマウスで示しています。一見、正常に見えるF1世代を交配して得た孫世代(F2)やひ孫(F3)世代に携帯的な先天異常が出現する他、見た目は正常なF1世代でも、行動異常は認められ、F2でも同様との結果でした。

Kanatsu-Shinohara M. et al., J Clin Inv, 2023のGraphical Abstractを引用

日本語での拙解説については、ただいま発売中の年末年始特集号をぜひ御覧ください。

週刊ダイヤモンド誌のメインページより(2023.12.19閲覧引用)

Kindle版(690円)もあります♫ (個人的には、紙媒体と価格差を付けている点は、和雑誌の中で偉いと思います。)

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