ナノテラス運用開始記念式典と祝賀会に参加しました
本年度より運用が開始された次世代放射光施設ナノテラス(NanoTerasu)の記念式典が現地の第1会場と仙台国際ホテルの第2会場にて開催され、盛山文部科学大臣、大島理森元衆議院議長をはじめとする多数の国会議員、関係する大学や研究機関の長、地元経済界関係者、本学関係者等、総勢400名余が参集しました。
(サムネイル画像はwebマガジン『まなびの杜』より拝借。
式典前に大臣の視察があるとのことで、今年5月にオープンしたばかりの青葉山ユニバースを訪れました。いくつかのスタートアップ企業が入居しています。
さすが、新しい建物は調度もおしゃれになっていますね。
東北大学発ベンチャーとして大臣に説明をするファイトケミカルプロダクツの加藤牧子CEO。ちょうどコラボできる案件を思いついたところだったので、お目にかかれて何よりでした。
もう1社ElevationSpaceも東北大学発ベンチャーで、CEOの小林稜平さんがご説明。
さらに、工学研究科の吉田和哉先生が関わる宇宙ビジネスフロンティア研究センターもすでに青葉山ユニバースに入居しているとのこと。
記念式典はナノテラスの中で。直径300 mのリング状の施設の中に、300名以上の参加者のための席が設けられました。式典開始前に多数の参加者同士のご挨拶や名刺交換が為されていました。
東日本大震災後に準備が開始されたナノテラスには、多くの方々がかかわられました。国立研究開発法人量子化学技術研究開発機構(QST)が立ち上がり、初代の理事長には前阪大総長の平野俊夫先生が就任されご尽力されました。東北大学では歴代の里見進元総長、大野英男前総長も関わられ、長い年月をかけてようやく形となりました。
このナノテラスには様々な組織やステークホルダーが関わっています。今回の式典の主催者は、国立研究開発法人量子化学技術研究開発機構(QST)、一般財団法人光科学イノベーションセンター(PhoSIC)、公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)であり、東北大学は敷地を提供しているという立場です。
そして、地域パートナー来賓挨拶として、村井宮城県知事、郡仙台市長、冨永東北大学総長、増子東北経済団体連合会会長のご挨拶、ご参加いただいた国会議員の方々のお名前読み上げ、祝電の一部披露の後にテープカットとなりました。
いずれちゃんと公開されると思いますが、それまでの間、上記リンクを使います。ナノテラス設置の経緯等のビデオも披露されました(6分以上ある力作)。設計から建築まで、日本の技術の結集です。ぜひプロジェクトXの題材としていただきたいです。
青葉山のナノテラスから市街地にバスで移動して、祝賀会となりました。これだけの人数、VIPだらけ、という会は本当に久しぶりのことでした。
PhoSIC高田理事長のスピーチにありましたが、ようやくナノテラスの運用開始というスタート地点に立ったところで、これからどのように活用していくのかが重要ですね。
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