全国的に自粛が当たり前になってしばらく経ちますね。地方の支店経済都市はやはり首都圏の影響を受けさらに街中に人が少なくなってます…

こないだ保健所に相談に行ったときに、こんな状況でも新規の飲食店を出そうとしている方が数組、相談に来ていたんです。普通の人はこんな時期にお店出すなんて…って思いますよね。俺は単に覚悟あるなぁくらいしか思わなかったんですが、やっぱりよく考えるとなかなかの勇気ですよね。だって人が出てこない状況で飲食店を出すってことは何か勝算があるのか、潤沢な資金があるのか、はたまた…(笑)まぁ飲食店って言っても様々な業態があるので一概には言えない話ですけどね。

そんな人たちを見て、ふと自分の開業当時のことを思い出しました。10数年前に開業するって準備を始めつつ、いろいろな飲食の先輩に相談して出店の内容を考えていた時期。とある先輩に「こんな時代に日本酒専門店って絶対に潰れるよ」って諭されたことがあります。今は総合的な居酒屋の時代だと…確かに時代に合わせるのが商売の鉄則かもしれないけど。

でもね、結果的には今日までなんとかお店続いているんですよね。何が言いたいのかっていうと、「いつ始めてもあまり変わりはないけど、辛さの度合いは変わる」ってことです。

お店出すって、何が一番大変か?っていうと物件を見つけるってことなんです。つまり、自分のお店の場所が見つかるか?ってこと。今は状況が悪そうだからしばらく様子見ようっていうのも一つ。でも、いつ自分の狙い通りの物件が出るかって分からないですよね。物件が見つかった時が出店のタイミングなんですよね。まぁ物件が見つかったけど出さないっていうのが経営判断ってことなんですけど…今のこの状況をチャンスと見るか、辛抱の時期とみるか。こればっかりは経営者の判断ですのでどちらが正解とか、俺には分からないです。

この状況下で出店して続けることが出来たら、この先もう怖いものってないですね(笑)俺にはそんな勇気はないなぁ…

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