飲食店を開業するってこと

自分が開業して今年8月で12年目に突入しました。今も昔もいつかは自分のお店(飲食店)を持ちたいっていう人が多いですね。

最近は開業方法の情報がネットにいろいろ出てるのでそういうのを見つつ独立を目指している方も多いでしょう。しかし、実際独立した人の情報ではなかったり、机上の話だったり。。。ということもあったりして。私も独立するまではいろいろ自分で勉強したり先輩に相談したりと情報だけは集めていました。でも、実際に独立してみると知らなかったことや想定外のことがたくさん発生します(笑)準備だけは完璧だと思っていましたが、もうドタバタの連続でした。体験しないと分からないことってたくさんありますね。

ここでは、私が実際に体験して学んできたものを書いていこうと思います。飲食店の独立の話ですが、小売りや他業種にも生かせるものがあるかもしれません。独立って人それぞれですから、私が体験したことがみんなに起きるとは限りませんし、想定外のことが起きる可能性もあります。それでも、11年お店を経営してきた中で起きたこと、体験したことが皆様にとって少しでも参考になればいいなと思います。

独立はお店を出したら終わりじゃなくて、そこからずっと続くスタートですから…

そもそも、なんで独立したいんですか?

お金持ちになりたいから?自分の思うように仕事したい、自由に生きていきたいから?まぁ人それぞれ理由はあるでしょう。俺は別に理由はなんでもいいと思ってます。でも、この『なんで独立したいのか?』がきちんと自分の中でまとまっていないと、独立後にうまくいかない時期にブレブレな気持ちになってしまい、困難に立ち向かえなくなってしまうんです。

例えば飲食店で独立したいっていう人がいて、「日本酒をもっと広めたい」っていう気持ちで独立したとしましょう。この想いがきちんとまとまっているなら、どんな状況でも日本酒を広めるためにいろいろ考えたり試行錯誤してチャレンジするでしょう。でも、なんとなく今は日本酒が人気だし…というぼんやりした想いで独立した場合は、お店がうまくいかなくなったときに「なんかワインが流行っているからワインのお店にしようかな?」とか、「ウイスキーも人気だから種類を増やそう」とか、お店自体の方向性やコンセプトがブレてしまうんです。

もう一度なぜ自分はお店をやりたいのか?をじっくりと考えてみましょう。今まで見えなかったものや自分の考えていることがまとまりますよ。

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