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もっと心地よく、もっと快適に!~わたしのカラダとの向き合い方【イベントレポ】

このトークルームでは、女性特有の身体の不調をがまんせず、日々を快適に過ごすためのヒントを探りました。

ゲストは fermata 共同創業者でCCOの中村寛子さん。fermataでは、「あなたのタブーがワクワクに変わる日まで」をビジョンに、フェムテック(※)製品専門のオンラインショップや実店舗の運営などを通じて、女性の健康課題の解決に取り組んでいます。

※フェムテック…女性(female)+技術(technology)。技術を使って、生理、妊娠、更年期など女性特有の生物学的な機能から生じる健康問題を改善し、QOL(=生活の質)をあげるサポートをするもの。

イベント会場の様子

「フェムテック」って実際どうなの?

「フェムテックという言葉自体初めて聞いた」「知っているけど使ったことがない」という参加者に、中村さんが店舗を訪れる人の声を紹介。

  • 吸水ショーツや月経カップを使用することで、紙ナプキンやタンポンによる肌荒れが改善され、かゆみがなくなった

  • 娘、母、祖母の親子3世代で同じ吸水ショーツを買い、月経や尿漏れ対策などそれぞれの用途に合わせて使っている

  • 自分でできるケアとしてフェムテックを使っている。症状がひどいときは病院へ

  • 骨盤底筋を鍛えるアイテムを見て、「尿漏れで悩んでいるのは自分だけじゃない」と思えた

女性がもっと生きやすくなるために

話題は生理や低用量ピルに広がり、様々な意見や体験談で盛り上がりました。

生理の話はタブー?

  • 都市も地方も生理がタブー視されるのは同じだけど、地方は情報量や語る機会が圧倒的に少ない

  • 生理には個人差があるので、周りの人と話す場がもっとほしい

  • 最近はオンラインのセミナーや語り合いの場が増えている

  • オープンに語れる場は必要だけど、話さないという選択も大事にしたい

「ピル」どうしてる?

  • 卵巣の病気で低用量ピルを使用し、月経痛なども緩和された。同じように月経痛で悩んでいる人に選択肢の1つとしてピルがあることを伝えたい

  • ピルをもらうためには病院を受診しなければならない。病院へ行くことへのハードルを下げる取り組みも必要

  • 海外では、ピル以外にも月経痛を緩和するフェムテックも出てきている

  • 40代が近づきピルをやめたらまた症状がひどくなった。妊娠を希望する/しないなど、今後の自分のライフプランに合わせてどう対処していくのか、信頼できる医師に相談することも大切

女性の健康課題、どう広める?

  • 性についてもっとわかりやすく楽しく学べる機会があるといい

  • fermataが全国各地でフェムテック製品を販売するポップアップショップを仙台でも開いてほしい

  • 女性の健康やフェムテックについて発信するイベントを企画している

  • 学校現場で子どもたちや男性教諭にもっと伝えたい

  • いろんな悩みを持つ女性たちと一緒に、社会を変えるムーブメントを起こしたい

中村さんから

フェムテックのような新しい選択肢の登場は、自分が今まで抱えていた体の悩みを話すきっかけになっている。
大切なのは、「自分がどういう生活を送りたいか」を考えること。それにあわせて、フェムテックを取り入れるのか、どう活用していくのか、自分で選択してほしい。

もっと心地よく、もっと快適に毎日を過ごすために、あなたはどんな選択をしますか?


トークルーム3「どう思う? #ジェンダー不平等 」の記事はこちら

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