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【気づき】Vol.0966(2011年2月26日発行のブログより)

ウォール・ストリート。

六本木ヒルズのTOHOシネマズで観てきた。

僕⾃⾝は社会人を損害保険業界からスタートした。

損害保険というのは他業界から見たら大きい市場だが、
金融業界全体から見たらとてもマイナーな市場だ。

証券会社や投資銀行より地味でこじんまりとした分、
堅実に稼いでいるやたら年収の高い公務員というイメージだろうか。

派手な証券会社や投資銀行と違って、ひたすら地味だが、
必要性が高い商品を扱っているという理由も大きいだろう。

今から20年と少し前のバブルピーク時には、
恐らく全業種業界で最も年収が高く、東京海上を筆頭に、
30歳で1000万オーバーのサラリーマンがゴロゴロいた。

しかも完璧な年功序列・終身雇用・福利厚生完備だった。

実際に僕も入社していきなり、
立派な⾚レンガの大浴場付き完全個室独⾝寮に入って、
家賃はわずか3千円と少しだったと記憶している。

課長代理クラスがアウディやBMW、小型ベンツに乗っていた。

僕自身は20代の頃から今までずっと、
証券会社や投資銀行への入社を志望したことは⼀度もない。

架空経済にはそれだけ無関心だったのだ。

臆病者なのだろうか?

でも、不思議なことに出逢う人や今でも親しい人には、
これらの業種の人たちや出身者がとても多かった。

実際に、コンサルティング会社で仕事をしていた頃も、
かなりどっぷり浸かってこれらの業界の人たちと仕事をした。

僕は根がこうした⾦融商品に無関心なだけあって、
まったく張り合うことなくスムースにプロジェクトが進んだ。

中には僕がプロジェクトリーダーをしたビジネスモデルを、
後日そのままクライアントからパクり、
それなりに成功して有名になっている人もいる。

それにコンサルティング会社と投資銀行は、相互に人材の流動性が高い。

コンサルタントはいわゆる時給で稼いでいるのに対して、
投資銀行は仕事の⼿数料で稼いでいるから、収入は原則、青天井だ。

先輩にも後輩にも出入りする転職者はたくさんいた。

実際にコンサルティング会社で僕の師匠は、大手証券会社出⾝だった。

今回も都内のお客さんから突然誘いのメールが来て、
⼀緒に観に行った次第である。

典型的な自分から観に行くことなど絶対にない映画だったがゆえに、
「これはチャンス!」 と直感したのだった。

僕は1987年の第1弾『ウォール街』を観ないままこの映画を観た。

だからというわけではないが、
今回はちょいと出のチャーリー・シーンの登場で、
周囲と⼀緒に笑えなかったことを除けば面白かった。

TSUTAYAでレンタルして、しっかり勉強したいと思う。

第1弾『ウォール街』は相当面白いらしいから。

内容は予備知識なくてもそのままスーッと⼊り込めたし、
いい意味でサプライズもなかった。

最初と最後に出てくるシャボン⽟のシーンが好きだ。

最後の⼀個が見えなくなるまで子どものように目で追いかけた。

金融業界、資本主義の象徴をそのまま描写している。

すべては泡沫うたかたの夢なのだ。

追伸.

どうやら僕は、知らない会社に投資するよりは、地味にコツコツと、
自分という⼈間の株価を上げることに興味がありそうです。

メルマガ読者にはすでに告知したけど、
ブログ読者にもこの場を借りて地味に告知させてもらうと、

2010年4⽉刊『20代で伸びる⼈、沈む⼈』(きこ書房)

・・・現在9刷・34000部突破!!

2010年11⽉刊『学校で教わらなかった[20代の辞書]』(ぱる出版)

・・・現在4刷・11500部突破!!

が日本最大の出版業界の商社である、

日販(日本出版販売株式会社)の春企画

『新社会⼈の⼼構え!フレッシャーズ応援ブックフェア2011』

(3⽉上旬〜5⽉下旬)

に選ばれました。

選ばれた本は以下の5冊です。

『20代でやっておきいこと』 川北義則著

『20歳のときに知っておきたかったこと』 ティナ・シーリグ著

『20代で人生の年収は9割決まる』 ⼟井英司著

★『20代で伸びる人、沈む人』 千田琢哉著

★『学校で教わらなかった[20代の辞書]』 千田琢哉著

僕の大好きな本たちに囲まれているのが、うれしいです。

追伸の追伸.

映画の後の味噌ラーメンは、最高に美味しかった。

...千田琢哉(2011年2月26日発行の次代創造館ブログより)

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