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【気づき】Vol.1190(2011年10月5日発行のブログより)

モンテ・クリスト。

2002年英国・アイルランド映画。

小説『巌窟王』の映画版。

小説もいいけどこれは映画もいいよね。

元祖復讐物語・脱獄物語というのかな。

でもこれは単なる復讐物語じゃないんだよね。

考えてみればこんなに人生のすべてを凝縮した物語もない。

すべてのエッセンスが詰まっていて1粒で何十粒も美味しい。

もはやこれは自己啓発の極致だ。

・身近な人間の成功ほど、嫉妬に狂わせる

・地獄のどん底で腐らないことこそが、夢の扉の鍵である

・きっかけは、憤(怒り)のパワーを利用していい

・真のリーダーは、部下のために命をかけなければならない

・この世で最強の力は、愛である

・女性は、愛のために生き抜くと最高に輝ける

・嘘はついていい。死ぬまでつき続ける覚悟があるのなら

・男は、生涯に⼀度は命がけで戦わなければならない

・男は腕っ節だけではダメだが、学問だけでも同様にダメだ

・最高の復讐とは、最後に赦すことである

この映画1本でナポレオン・ヒルや、
デール・カーネギーに匹敵する含蓄がある。

できれば1年に1回は独りで真剣に観たい映画だ。

恐らく細部に⾄るまで毎年新しい発見があることだろう。

すべての脱獄映画でいえるのは、
牢獄に閉じ込められている⽣き地獄の間に、猛勉強していることだ。

小説・宮本武蔵もそうだった。

現代人はみんな目に見えないだけで鉄柵の中に閉じ込められている。

脱獄映画は見えない鉄柵から脱獄したいという、
潜在的な僕たちの心の声の叫びなのだ。

僕のサラリーマン時代も最高の地獄だった。

あの地獄をもう⼀度繰り返すくらいなら、
なんだってやっていくことができる。

無一文になったってどうってことはない。

それが地獄から脱出するということなのだ。

余り歳を⾷ってしまうと、
地獄にいること自体が居心地がよくなってしまう。

脱獄したいっていう本能がすっかり錆びついてしまうんだ。

だから奴隷はなかなか反逆を起こさなかった。

だから王族や貴族は助かった。

なんだ、サラリーマン社会と同じじゃないか。

追伸.

人生というバンジージャンプを翔びたくなった時の、

映画ベスト3。

1.モンテ・クリスト

2.ショーシャンクの空に

3.パピヨン

<別枠>ザ・シークレット

...千田琢哉(2011年10月5日発行の次代創造館ブログより)

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