【盾と矛】Vol.0719(2010年7月27日発行のブログより)
⽂句・愚痴
今まで誰もハッキリと答えなかった質問に対する回答を公開したい。
「なぜ、経営コンサルタントのような職業が成⽴しているのか?」
「なぜ、若いのに次々に夢を実現している⼈がいるのか?」
「なぜ、あの⼈はあれほど短期間で成功したのだろうか?」
雑誌やテレビを⾒ていて、そんな疑問を持ったことが
⼀度や⼆度ならずあるはずだ。
単純明快である。
「みんな、あまりにも勉強不⾜だから」
たとえば冒頭のコンサルティング会社はみんな小規模だ。
対してクライアント企業は⼤企業などの組織化されたところが多い。
組織化されると⼈間は貪欲さも切⽻詰まった焦りもなくなってしまう。
動物園のライオンのように
⼤きな⼝を開けてあくびをするようになってしまうのだ。
もし私が20代で勉強不⾜だと感じたら、
ボーナスをすべて注ぎ込んで本棚1つ分の本を買う。
1⽇かけて丸善、紀伊國屋等の⼤⼿書店で⼿に触れた本を
すべて買ってしまうのだ。
仮に100冊買っても、⾼々10万とか15万である。
それを休⽇や⻑期休暇にグッと集中して読破するだろう。
1年計画でもいい。
関⼼を持った分野でちょっと詳しくなろうと思ったら、
別の3⼈の知識⼈の出している本を1冊ずつ、
計3冊通読するだけで社内では⼀端の専⾨家扱いをされる。
理由は簡単で、そのくらいみんな勉強していないからだ。
テレビや新聞で伝えられるのは、情報。
書物に書いてあるのは、知識。
書物に書いてあることを⾃分で考えて醸成したものが、知恵。
情報×情報=知識。
知識×知識=知恵。
「なるほど!」と呑気に感⼼している場合ではない。
勉強不⾜だと経営コンサルタントだけでなく、
国や地⽅⾃治体からも搾取され続けてしまうから。
⽂句を⾔うより、勉強しよう。
愚痴を⾔うより、勉強しよう。
...千田琢哉(2010年7月27日発行の次代創造館ブログより)
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