【気づき】Vol.1127(2011年8月3日発行のブログより)
200冊。
書斎にある本のうち200冊整理した。
大学生の頃ホームセンターで1つ3,900円で買った本棚。
20のうち2つだけ持って社会人になった。
1つは崩してペシャンコにしていた。
だから本当は本棚1つ以上の本は整理しようと思っていた。
にもかかわらず社会人スタートのゴールデンウィークには、
ペシャンコにしていた本棚を組み立てる必要が出てきた。
すぐに⼀杯になってそこから溢れた分はちゃんと整理していた。
都内に書斎を持って活動するようになってから、
高さ160cmの立派なスチール製の下駄箱を本棚として活用していた。
もちろんすぐに⼀杯になってしまった。
僕の場合本棚の本は定期的に手前(建前)と奥(本音)を入れ替えて、
読み返すようにしている。
何度も読み返すとその度に新しい発見があるからだ。
だから今回200冊を整理するのには決断が必要だった。
1冊ごとに思い出がたくさん詰まった本。
意外だったのは整理した本の過半数がここ最近買った本ばかりだったこと。
つまり、昔買った本のほうが味わい深いということ?
それとも過去の思い出が捨てられないのか?
いろいろ思いを巡らしたが、
同じ著者でも20年前の本と10年前の本と今の本では、
まったく別人が書いた内容だ。
必ずしも20年前よりも今のほうが卓越した⽂章とは限らない、
と僕は思う。
どちらが上というのではない。
別人として味わうと面白いということなのだ。
あるいは、僕よりも年下だった頃の作家の本を読む度に、
目がカーッと覚める。
細胞がビンビン騒ぎ始める。
いずれにせよ、 200冊の本たちよ、今までありがとう。
僕の体の中にキミたちは流れています。
追伸.
本の整理のしかたは、
でも書きました。
本との出逢いは恋人と同じ。
本との別れも恋人と同じ。
キミの怒った顔はセクシーでした。
...千田琢哉(2011年8月2日発行の次代創造館ブログより)
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