【気づき】Vol.1126(2011年8月2日発行のブログより)
予備校生。
僕は今、予備校生を目指している。
先日ある人から問われた。
「ネタ切れにならないように注意したほうがいいですよ」
「他の著者の⽅もそうでしたが急激に出し過ぎると終わるのも早いですよ」
この人はプライベートでも付き合いがあるから、
僕のことを本気で心配してくれているいい人だ。
実際に仕事で成果を出したことはないらしいけど頭はいい。
いつも模範解答通りの優等生的なアドバイスをしてくれるから助かる。
損害保険会社時代もコンサル会社時代も優等生は周囲にたくさんいた。
だから僕は助けられて生きてこられた。
すべて彼ら・彼女らのアドバイスの逆をやって、
10のうち1でも上手くいったらヒーローになることができる。
9も失敗しているのに、ダメもとだから周囲は、
「ったくまた千田は仕方ねぇな、だから言ったのに・・・」
とストレス解消に僕を活用できる。
これが不思議なもので、
たった1上手くいっただけでドッと人とお金が集まってくるようになる。
流れが変わるんだよ。
昔から不思議なんだけど、これって何なんだろうね。
さて、冒頭の編集者の話である。
「ネタ切れにならないように注意したほうがいいですよ」
ネタ切れになったら、僕はあっさり本を出すのをやめるだろう。
読者のためじゃない。
自分のため。
野球選手で
「どうもヒット打つ自信がなくて・・・」
ミュージシャンで
「いい曲がサッパリ思い浮かばないんだよね」
なんて死んでも口にしない。
それは極めてサラリーマン的な特殊な発想なんだ。
人生にやらなければならないことなど何⼀つ存在しない。
もし書けなくなったら、
数学か物理の研究に50年くらいかけて没頭したい、
そんなことも真剣に思っている。
お金儲けにまったく関係ないことを、
ただひたすら自己満⾜のためだけにネチネチやりたい。
その前にネタ切れになったらどこの出版社もそんなの瞬時に察知して、
この出版不況に本を出してくれなくなるからこれは大丈夫だ。
市場の原理だから仕方がない。
それでも出したければ自費出版するのが当たり前だ。
実際そうしている人も複数いるように、
著者自ら出版社を作ってしまうかもしれない。
それだけの話。
「他の著者の⽅もそうでしたが急激に出し過ぎると終わるのも早いですよ」
これからペースアップしていきたいと思っているのに、
これは実に意外だった。
僕の中のイメージでは、 95歳までに1000冊というのがある。
そして、最初のステップとして50冊までは予備校生の前の段階。
つまり、
無職浪人生の⾝である駿台予備校・河合塾・代々⽊ゼミナールにすら、
まだ⼊学許可を得ていない状態。
50冊でようやく予備校生になることができるイメージだ。
早く予備校生になりたいと思っている。
「量じゃなくて質でしょう」
とこれまた優等生に咎められてしまいそうだけど、
50冊出そうと思ったら売れていなかったら無理だからね。
何を持って質と呼ぶのかわからないけど、
⼀つの基準として発行部数や売上を指標にするならば、
増刷のかからない著者で50冊出してもらえることはない。
ワンマン社長のご子息だったり特別な存在でもない限り(笑)
恐らくはどこかで3万部や5万部を突破するような本を出さないと苦しい。
出版社だって営利団体でボランティア団体ではないからね。
単行本で3万部突破といったら、
99%以上の出版社が毎年出せないで終わる発行部数の高さだ。
まあ、そんなこんなでこれからもよろしくってことで。
しばらくは予備校生⽬指していきます。
追伸.
将来どこかの書店で、千田琢哉コーナーができたのを発見したら、
またこっそり教えてください。
追伸の追伸.
⾚尾修さんハッピーバースデー︕︕
いつもブログで僕の新刊の気づきを取り上げてくれて、ありがとう。
ブログ歴と脱サラ歴の大先輩です。
...千田琢哉(2011年8月2日発行の次代創造館ブログより)
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