【盾と矛】Vol.0676(2009年11月10日発行のブログより)
セールスパーソンのおススメ︕︖
本物の保険のセールスパーソンは、
⾃⾝の保険証券を持参してお客さんに薦める。
これはちょっと考えてみれば当たり前の話で、
⾃分で加⼊する保険はこの世で最⾼のものであるはずだ。
他⼈に嘘をつけても⾃分に嘘をつくことはできない。
もちろん⾃社の保険よりも多少競合の保険のほうが安かったり、
保険⾦額や給付⾦額、特約が上回っていることもあるかもしれないが、
少なくともmuch betterなものに加⼊せざるを得ない。
⼈間誰しも⾃分が⼀番かわいいから。
だから
「おススメです」
という保険ではなくて
「私も⼊ってます」
という保険でなければ説得⼒なんてない。
セールスパーソンのおススメの本⾳は、
⾃分の⼿数料が多いからおススメに過ぎない。
だから粗利の⾼い商品、⼿数料のいいものを
⼀⽅的に素⼈のお客に薦めるのが常識だ。
そういった会社や⼈に限って「お客様第⼀主義」を⾼らかにうたっている。
こうした時代は終焉を迎える。
これはあらゆる業界・商品について共通していえる。
⾼須クリニックのすごいところは、
創業者⾃らが体を張ってありとあらゆる⼿術を⾃ら試していることだ。
これこそまさにプロフェッショナルであり、
これ以上の説得⼒はないとさえいえる。
繰り返すが、これからの時代は
「これがおススメです︕」から
「私も使ってます」
にシフトしていくことになる。
たとえば保険のセールスパーソンの採⽤条件に
結婚していることが⼊れられている会社もある。
これは⾄極合理的な話である。
所帯を持った経験がなければ
他⼈さまの保険など⼀緒に考えることはできない。
知⼈がそうです、という架空の話ではなくて、
⾃分がこうです、というのが説得⼒なのだ。
...千田琢哉(2009年11月10日発行の次代創造館ブログより)
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