【盾と矛】Vol.0714(2010年6月29日発行のブログより)
やればできる︖夢は叶う︖
学校教育や質の悪い親の中には、⼦どもに、
「やればできる」
「夢はいずれ必ず叶う」
と連呼する⼈がいる。
果たして、本⼈たちは本気でそんなことを思っているのだろうか。
少し利⼝な⼦どもであれば、今どきの⼩学⽣なら、
「じゃあ、先⽣はやらなかったんだね」
「お⽗さんは野球選⼿になることよりも、
毎⽇お酒飲んで酔っぱらうことが夢だったの︖」
と反論してくるに違いない。
学⽣時代にスポーツや藝術、勉強に打ち込むということは、
・やってもできないことが無数にある
・夢が叶うのは才能のある分野で
途⽅もない努⼒を積み重ねた結果のみである
ことを知るためである。
私は⼀部の都会で⾏われている中学受験というのを、全⾯的に否定しない。
なぜなら、謙虚になるからである。
中学受験をすると⼈間の頭は遺伝⼦で決まるし、
努⼒したからといって報われないこともわかる。
地⽅のお⼭の⼤将公⽴⾼校から早稲⽥⼤学に⼊ると、
間違いなくプライドが⾼くなってしまう。
でも、開成⾼校から早稲⽥⼤学に⼊るとたいへん謙虚になる。
劣等感の呪縛からは⼀⽣解かれないものの、
⾃分のことを凡⼈であるとわきまえている。
みんなが同じ⼟俵で、同じ競技で競い合うということが、
どれだけ⼦どもの⼈⽣を棒に振ってしまうのか、くらいは知っておきたい。
⾃分と配偶者の遺伝⼦を⾒たら、どこで勝負させなければならないか、
・やればできる分野は何なのか︖
・叶う可能性の⾼い夢はどの分野なのか︖
が浮き彫りになってくるはずだ。
才能のない分野で⾏列に並ぶことほどバカを⾒ることはない。
⽇本には3万近くの職業が存在する。
学⽣時代は5科⽬だったが、社会⼈になったら3万科⽬なのだ。
...千田琢哉(2010年6月29日発行の次代創造館ブログより)
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