【気づき】Vol.0990(2011年3月19日発行のブログより)
あげまんとさげまん。
伊丹十三監督の映画で、
『あげまん』
という作品がある。
有名だから知っている人も多いはず。
あげまんとは、男を上げる女であり、さげまんとは、男を下げる女である。
あげまんのパートナーは、世に出て成功するが、
さげまんのパートナーは、沈んでいってありとあらゆる意味で
インポテンツにされてしまう。
これが現実だ。
必ずしも結婚しているとは限らない。
結婚していなくてもあげまんは多いし、
結婚している女性にもさげまんは多い。
その逆も然り。
まったく関係ない。
あげまん・さげまん論は⼀方的な男性の論理であって、
フェミニストからは反感を買うだろうが、
あげまんとさげまんは確実に存在する。
ちなみに露⾻過ぎる過剰なフェミニストには、男性から⾒ると、
女性として魅力的だとはいいかねることが多い。
率直に申し上げてモテない女の妬みではないか、
幼少の頃から女としてモテたかモテなかったか、その差は大きいのだな、
という教訓が際立って男性側には伝わってくるだけである。
だから哀しいかな、なかなか認めてもらえないという傾向が強かった。
フェミニストたちにもっとモテる魅力的な女性が増えていったら、
世論をもっと動かしていくスピードもアップするだろう。
何といっても間違いなく21世紀は女性の時代の入り口なのだから。
世界的に見てみると、
⻄暦1000年〜1999年は男性中心の時代だったが、
2000年〜2999年の1000年間は女性中心の時代になる。
マーガレット・サッチャーはその⽚鱗だった。
21世紀から女性の時代に突入する狼煙だった。
ところが現実的に見て、明日や明後日に、
突然女性中心の時代が完成するわけではない。
1000年かけて醸成されていくと考えると、
やっぱり、さげまんよりはあげまんのほうが生きていく上で有利なわけだ。
だって、男を上げておけば、
結果として自分も心地よい生活ができるわけだし。
美味しいものを⾷べて快適な人生を送れるというのなら、
最高の投資だろう。
もともと女性は責任をとることを嫌う傾向が強い。
ここは上手にあげまんになって、
責任を取らずとも⽢い汁を吸う方法を一つだけ述べよう。
「パートナーである男性を世界随⼀の特別な男として扱うこと」
それだけだ。
あまりに単純なので呆気に取られたかもしれない。
女性にはこの単純さを理解できないかもしれない。
でも、僕たち男性というのは女性から見て桁外れに単純なのだ。
どんなダメ男でも、特別扱いしてあげると勘違いしてがんばる。
これは保証する。
銀座のクラブに男たちはお酒を飲みに行っているのではなく、
勘違いを買いに行っているのだ。
さげまんの口癖は、
「ったく安月給のくせに・・・」
「お⽗さんのようになりたくなかったら勉強しなさい!」
「あんた、自分の実力をわきまえなさいよ」
「またそんな大きなこと言って・・・」
「はいはい、また始まった・・・」
である。
愛もお金もない惨めな貧しい生活をしたかったら、
これらのセリフを1⽇1回ずつ浴びせるだけでいい。
間もなく男は別のあげまんに浮気するだろう。
さげまんから距離を置くのは自然の摂理だ。
自分が豊かになりたかったら、
奮い立たせる言葉をいくらでも浴びせてあげたくなるような、
男性を選ぶこと。
これに尽きる。
究極、女の仕事はそれだけだ。
「もう!そんなことこんな無料ブログで公開しないでよ!」
というあげまんたちの叫びが聞こえてくる。
大丈夫。
そもそもさげまんには僕の言っている意味がわからない。
まして、行動を変えようなんて考えもつかない。
おそらく、さげまんたちはこのブログを、
⿐をほじり三段腹を抱えながらスナック菓⼦をバリバリかじって、
ムスッとして他人事のように読んでいることだろう。
わかる人にはわかり、わからない人にはわからない。
それだけのこと。
追伸.
あげまんは、いつも1⼈ランチ。
さげまんは、いつも3⼈以上で騒ぎランチ。
追伸の追伸.
ホテルのラウンジやレストランでは、
「あげまん」席と「さげまん」席に見事に分かれている。
さすが⼀流のスタッフは目利きが凄い。
自分の座席の周囲にダサい人がいたら、
あなたはさげまんグループと判断されたということだ。
それに対してムスッとするさげまんではなく、
教えてくださったことにチップを払うのが、これからあげまんを狙う人だ。
追伸の追伸の追伸.
昨⽇のブログで取り上げた医大5年⽣さんが、
無事進級して6年⽣になったとご報告いただきました。
おめでとうございます!!!!!!!
使命ある立派な大学だけに素敵な医師になってください。
写真もご馳⾛様でした。
...千田琢哉(2011年3月19日発行の次代創造館ブログより)
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