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【言霊】Vol.0734(2009年10月15日発行のブログより)

下書きをやめれば、人生は倍充実する。

私は昔から下書きをしない。

学校では下書きと本番を同じものをそのまま提出してよく叱られてきた。

しかしこれについてはいっさい譲ることなく今⽇まで貫き通してきた。

下書きが⾯倒くさいのではない。

下書きという概念がないのだ。

手紙やハガキは相⼿の名前以外は書き損じても
そのままバツをつけて書き続ける。

なぜなら、その間違いはそのとき、その瞬間でしかできない間違いだから。

原稿を書くときにも下書きなんてしない。

いきなり書きたい所から書き始める。

これは人生の楽しみ方に共通する。

清く正しく起承転結の人生を生きていると、
そのうちポキリと折れてしまう。

しかしご褒美にやろう、と思っていたまさにそのご褒美からやり始めると
すべてがうまくいくということを知って欲しい。

練習してからやろうとするのではなく、やりながら上達していくのだ。

常に本番だから集中⼒も断然違う。

作家養成学校に何年間も通うより、実際に1冊でも本を出してみて、
無責任な批評家にコテンパンに叩きのめされるほうが遥かに勉強になる。

もちろん下書きや練習をすべて否定するつもりはない。

しかし世の中には下書きや練習で人生を終えてしまっている人が
圧倒的に多いことを知って欲しいだけだ。

...千田琢哉(2009年10月15日発行の次代創造館ブログより)

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