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【気づき】Vol.1024(2011年4月22日発行のブログより)

悪口の対象。

悪口を言われて落ち込んでいるという人がいる。

女性の悩み相談に多いと思いきや、最近は男性のほうが悩んでいるようだ。

僕の場合、昔から自分の噂話をされると、
それがよい噂だろうが悪い噂だろうが、嬉しすぎて鳥肌が立っていた。

お金も払っていないのに宣伝してくれているからだ。

ついでにこっちが相手にせずにずっと黙ってさえいれば、
噂している者同士はいずれ必ず仲違いすることになる。

だからそんな相談をされると、

「それはひょっとして新手の自慢だろうか?」

と勘繰ってしまう。

この世の中で悪口の対象にならない人はいない。

どんなに素晴らしい人がいても、必ずその人の悪口を言う人はいる。

仮に非の打ちどころのない完璧な人がいたとしても、
非の打ちどころがないことそれ自体が悪口の立派な対象になる。

世界⼀性格のいい人がいたとしよう。

いったいどのように悪口を言われてしまうのだろうか。

「あの人は誰にでもいい顔をするから信頼できない人なのよね」

と言われてしまうのだ。

だから、悪口を言われても落ち込む必要はない。

そもそも悪口は言われるものなのだ。

誰にも悪口を言われなくするための近道は、極力何もしないことだ。

じっと引き籠っていることだ。

「アソコの息子さん、無職で何やっているんでしょうねぇ?」

という噂さえも間もなく消えてしまうだろう。

存在すら認識されなくなってしまうからだ。

これほど辛い人生もないかもしれない。

人間というのは、自分よりちょっと不幸な人を見つけては励まし、
自分よりちょっと幸せな人を見つけては悪口を言う。

そうすることによって、精神のバランスを取っているのだ。

ただ、実際には自己の過大評価と他者の過小評価だから、
自分と同格の人を励まし、自分より遥かに格上の人の悪口を言っている。

注意してほしいのは、
悪口の対象になるのは常に自分より格上の相手だということだ。

悪口はいつも、ベクトルが下から上に向かっている。

気にする必要はない、と慰める気は毛頭ない。

大いに喜べと言いたい。

追伸.

陰口を言われて放っておくと、
1年以内に必ずスーパースターになるための礎となる出来事が起こる。

それでもあなたは、悪口を言われたくらいでクヨクヨするの?

 ...千田琢哉(2011年4月22日発行の次代創造館ブログより)

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