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【気づき】Vol.0901(2011年1月1日発行のブログより)

レオナルド・ダ・ヴィンチ。

画家は孤独でなくてはならぬ。

画家は孤独で、自分の眺めるものをすべて熟考し、
自己と語ることによって、
どんなものを眺めようともそのもっとも卓れた個所を選択し、
鏡と似たものとならねばならぬ。

イタリア、ルネサンス期の芸術家・⾃然科学者。

『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』(上)の中で僕が⼤好きな⼀節。

ピーター・ドラッカーにしろ、中村天⾵にしろ、安岡正篤にしろ、
松下幸之助にしろ、言っていることの根っこはみんな一緒。

それぞれが別の人生を歩んで、別の時代に生きて、
別の人々に影響を与えた。

天才はみんな孤独が多い。

というより、
どんなに多忙でも孤独の時間を確保しなければ天才にはなれない。

人はみんな自分の天才コースを目指すために生まれてきた。

自分と対話して、自分が好きになって、自分に感謝するということは、
周囲に感謝するということなんだね。

それを繰り返していくと、良い部分に目を向けようとするようになる。

すると、すべてが良い方向へと流れていく。

感謝するのは難しい。

うっかりすると人間はすぐに感謝を忘れてしまう。

いろんな災難が起こってくるのは、
感謝を忘れたことに対するアラームなんだね。

⼀時期、末期がん患者たちが奇跡の回復を果たした書物を
読み漁ったことがある。

彼ら彼女らの共通点は、深い感謝の念を取り戻したことだった。

感謝を取り戻すと、免疫力が高まるのだ。

思うようにならないことが身に降りかかったら、
もう⼀度幼稚園の頃に戻ってみよう。

きっと感謝することができるはずだ。

追伸.

そういえば、 4年ほど前のことだけど、
買ったばかりの『ダヴィンチ・コード』の入ったTUMIのビジネスバッグが、栃⽊県宇都宮市で車上粗しに遭って盗まれてしまった。

幸い携帯電話、財布カード類はすべて持ち歩いていた。

もちろん、生まれて初めてのことだった。

あのときは先に映画を観てたんだっけ。

それ以来、いかなることがあっても鞄は肌⾝離さず持ち歩くようになった。

いろんな⼈たちの反応を見て勉強になった。

これからの人生において、
⼆度と車上粗しに遭うことがないようにするための出来事だったと、
とても感謝している。

あのとき車上粗しに遭ってよかった。

...千田琢哉(2011年1月1日発行の次代創造館ブログより)

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