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【気づき】Vol.0953(2011年2月15日発行のブログより)

モディリアーニ。

僕が好きな画家を一人挙げろと言われたら、
間髪入れずモディリアーニを挙げたい。

ゴッホと同じく、生前は売れない画家だった。

モディリアーニの絵はすべて悲しい。

モディリアーニの⽣きざまがそのまま顕れている。

モディリアーニだけではない。

モディリアーニと寝た女性にもまた悲しい人生を歩ませてきた。

だから描くほうも描かれるほうも悲しいのだ。

どうしようもないくらいに、ね。

彼は筋金入りのアル中でもあったんだけど、とにかくモテまくった。

しかもお金持ちばかりに。

芸術家にはヒモが多い。

ヒモというと、顔をしかめる人が多いけれど、
ヒモになるためにはまずモテなくては話にならない。

これはモテない男が、「僕は浮気はしません」と主張するのと同じだ。

それは浮気できないだけであって、浮気しないんじゃない。

妻以外の女性にまともに相手にされないからこそ、
浮気しないことだけが唯⼀の自慢なのだ。

浮気しないことはマイナスではないということであって、
プラスでも何でもない。

映画『釣りバカ日誌』で浜ちゃんが、

「自分はからきしモテなくって、キミだけしか知らない、本当だよ」

と言ってその日は妻をガッカリさせて、
ついに「合体」できないシーンがある。

浜ちゃんは別に嘘をついていない。

一穴主義で模範解答を絵に描いたような結婚生活を歩んでいる。

でも、模範解答は社会⼈になったら0点だというのは、
男女関係でもピタリと当てはまる。

これが、女心なのだ。

以前のブログでも述べたが、
「好きだけど嫌い」という「虚数」のような摩訶不思議な心理である。

モテないからといって、
お⼿軽そうだと自分のもとへやってきたヘナチョコ男なんて、
いい女なら相手にしない。

同じ空間で空気を吸うのも嫌がるだろう。

相手にしてくれるのは唯⼀相手も同様にモテない女性だけだ。

全⼈類の女性の本音としては、世界中すべての女性にモテるけど、
自分だけしか愛さない男こそが最良の男なのだ。

あの『源⽒物語』のノンフィクションバージョンのように、
光源氏は生涯にわたってたった⼀⼈だけを愛し続けるのだ。

モディリアーニの人生を描いた映画『モンパルナスの灯』では、
モディリアーニの才能に文字どおり命がけで恋をするそれぞれの美女たちの壮絶な人生も描いている。

天才にはアル中で人生を台無しに、否、愛する⼈でさえも道連れにし、
不幸にしていく人が多い。

天才の世界に凡人の常識は存在しない。

もちろん、天才だからすべてが許されるわけでは断じてない。

アル中はこの世の中で最低最悪の病だ。

ただ、いい女は天才に弱い。

天才ならアル中でさえも愛してしまう。

不幸になるとわかっているのに。

女はバカだ。

男はもっとバカだけど。

by.ホノカアボーイ ビーおばさんより

追伸.

いかなる理由があろうとも、いかなる天の才を授かっていようとも、
アル中だけはいただけない。

アル中はすでに脳が変形してしまっている恐ろしい不治の病。

永遠にアルコールを流し込まなければ、体の震えが⽌まらない。

もう治らないから、予防する以外に道はない。

1滴でも金輪際アルコールを体に入れない、不退転の意志が必要なんだね。

 追伸の追伸.

1⽉30⽇のブログ「追伸」で紹介した3Dチョコをいただきました。

⾎糖値が限界値まで高まって鼻血が出そうです。

幸せです。

ありがとう。

 ...千田琢哉(2011年2月15日発行の次代創造館ブログより)

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