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【気づき】Vol.0913(2011年1月11日発行のブログより)

コンラッド東京。

地上48階地下5階の電通ビル前の汐留の高級ホテル、

『コンラッド東京』

でアフタヌーンティーセットを楽しんできた。

ホームページで事前チェックして行ったのだが、トップページでいきなり、

『最大50%オフ』

なるデカイ文字が飛び込んできたので行くのを躊躇したが、
それでも行ってきた。

行ってよかった。

動脈型(出す)サービス以上に、
静脈型(引き下げる)サービスの徹底ぶりがすごかった。

とにかく、

「いったいどこから見ていたの?」

というベストタイミングで気の利いたサービスを提供してくる。

とても気分がよかったので、すべてをアッという間に平らげた後に、
モンブラン研究家としては放っておけず、
ついモンブランを追加注文してしまった。

「とても人気がありますよ」

というひと言を添えて出された。

コンラッドもリッツ・カールトンもマンダリンもケーキには
⾦粉がかかっている、というのが共通点だった。

めでたい。

とてつもないスピードで平らげた後に、
読書しながら講演資料を作っていると、
スタッフの⼥性がさらりとやってきた。

わずか2秒ほどの間に僕が考えたのは、

「ん?混んできたから帰れということかな?
まだそんなに時間経ってないんだけど」

と⼀瞬頭をよぎったがまったく外れだった。

彼⼥の口から出てきたのは、

「いい席がご用意できましたので、移動されますか?」

「テーブルが気持ち低目なのでものを書きにくいかもしれませんが・・・」

という申し出だった。

浜離宮恩賜庭園を見下ろせる超特大窓際に、
席を移動させてくるというのだ。

断る理由はなかった。

圧倒される眺め以上に、
案内してくれたスタッフの⼥性の嬉しそうな顔が印象的だった。

これこそ、⼀流だと思った。

しばらく28階から何⼀つ邪魔することのない絶景を堪能した。

それにしてもこのコンラッド東京のラウンジ「トゥエンティエイト」は
大賑わいだった。

景気が悪いなんてどこの国の話だろう・・・
と⼀瞬勘違いさせてくれる空間。

元気をもらいたい、サービスのヒントを得たい、
という人はぜひお試しあれ。

絶妙な連係プレーは見どころ満載だ。

サービスは、スポーツなのだ。

追伸.

⻑居しているわけでもないのに、
いつも素敵な席に移動させてもらえるのは、
ひょっとしたらものを書いている僕が、
険しい顔をしているからかもしれない。

コイツ、ホテルの評価をしているのかもしれない、と思われているのかも。

どこへ行っても要注意人物で邪魔者です(笑)

...千田琢哉(2011年1月11日発行の次代創造館ブログより)

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