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【気づき】Vol.1018(2011年4月16日発行のブログより)

3.リッツ・カールトン東京。

先日に続いてリッツ・カールトン東京でアフタヌーンティーセットを。

派手にミルクをこぼしたお詫びも込めて(笑)

冗談はさておき、どうしても解せなかった疑問があったのと、
自分がアフタヌーンティーセットを⾷べるのは初めてだということで。


おしぼりの微かな匂いが懐かしかった。

そう、これはフランスの大人のソフトドリンク、
ディアボロ・マントと同じ匂いだ。

脳からリラックスしたα波を出すための見事な演出だ。

解せなかったというのは、最高のソファーと最高にぜいたくな間取り、
現時点においては人材も頂点レベルだというのに、
長居しにくいということだ。

長居しにくいといっても、居心地が悪くて長居しにくいわけではない。

短時間でも濃縮した時間を過ごすことができるので、不思議な空間なのだ。

スタバのほうが遥かに⻑居するにはいい。

ひょっとしたら勉強するのも読書するのも仕事するのも、
スタバの圧勝かもしれない。

1時間くらいしたら立ちたくなってしまい、
2時間の長居はまずできないだろう。

ヒントは照明と接客にあった。

照明は時間ごとに変化する。
人は環境が変化すると自分の行動を変化させる習性がある。

照明が明るくなったり暗くなったり、
テーブルにキャンドルが置かれたりするだけで、だ。

接客も洗練されまくってお洒落な言葉をかけてくれる。

つまり、変化を楽しませてくれるのだ。

笑顔も訓練されまくっておりピカイチだ。

素質がある上で1年間はしごかれまくらないと、あのレベルにはならない。

コーヒー2杯までは絶妙のタイミングでお代りをくれる。

しかも、注ぎ足すのではない。

まったく新品を運んで来てくれる。

2杯⽬を飲み⼲すと、しばらくして冷⽔を運んで来てくれる。

ピカピカに磨き込まれたグラスにミネラルウォーターが入っている。

今回は90分くつろいだけど、 3時間分くらいの価値があったかな。

タイムマシンのような不思議な空間だ。

アフタヌーンティーセットの入れ物は、
てっぺんがリッツ・カールトンのシンボルであるライオンになっていた。

凛々しかった。

追伸.

僕の前に座っていた
三段腹(否、四段か五段くらいあったかも!?)おばちゃん4人組が、
⽀払いの際にテーブルでやり始めちゃいました・・・

「私が私が⼤合戦」ならぬ、

「1円単位までの割り勘合戦」

いや〜、久々に見た。

な、なんと全員がホテルからペンを借りて、
各⾃で筆算してるじゃないですか!!!!!!!!!!

「10円くらいいいわよ」

「ダメダメ、そういうところがあなたのダメなところ・・・」

・・・って段々興奮で声が大きくなってきて、絶句しました。

約10分間の悪夢でした。

ひょっとしたらこういった日本のおばちゃんパワーは、
戦争とかで活かせないのだろうか。

ホテルの人はつかず離れずの絶妙の対応で、そこは勉強になりました。

ダントツNo.1と僕が見ている女性マネージャーさんが、
直に対応されていました。

もはや藝術でした。

追伸の追伸.

ホテルでは毎日ドラマが展開されているのですね。

 ...千田琢哉(2011年4月16日発行の次代創造館ブログより)

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