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【気づき】Vol.1008(2011年4月6日発行のブログより)

交渉人 THE MOVIE。

2010年2月公開の邦画。

ハイジャック物はスリリングで映画としては楽しめるんだけど、
エキサイティング度はやっぱり洋画が数段上なのは否めない。

資金と技術の蓄積の圧倒的な差だろうか。

ただ、邦画アクションもかなり進化してきたのと、
ラストの意外な展開はとても楽しむことができた。

これからもガンバレ日本、と叫びたい気分だ。

じっくり観ていくと、凄くリアリティを追求してあって、
細部に⾄るまでこだわりもたくさん見られる。

換言すれば、リアリティを追求したからといって、
映画としての作品の価値がそのまま高まるわけではない、ということだ。

当たり前といえば当たり前なんだけど、これは大切だよね。

ありのままの事実を演じても観る人には伝わらないこともある。

だからこそ役者ってすごいと思うし、演出家もすごい。

これらすべてを踏まえた上で、
ボロクソに言われることにも耐えながら商品化して世に問うていく。

すべての職業に当てはまることだろう。

緊急用として、
まるでラジコンのように司令塔から空港まで誘導できるようになっている、というのも凄いね。

ハイジャック物のお決まりの乱闘のときに、
普段の客視点では絶対に見られないような、
機内をじっくり観ることができるのがいいね。

男の子は電⾞や飛行機の運転に憧れた時期があるだろうし、
本能が騒ぐよね。

個人的に興味深かったのは、
客室の下にある荷物置き場や機械室にパラシュートが数個設置されていた、ということだ。

しかも、化粧室から抜け出してあんなところに・・・

実際にハイジャックに遭った際に参考になるかも。

ただ、現実にはその先に何もなかったら悲劇そのものだけど(笑)

自分がこうしたシーンに遭遇したら、どんな役割を果たせるだろうか、
を考えるのは必要ではないだろうか。

映画はいずれ現実になるのは、何もSF物の専売特許ではないのだから。

追伸.

米倉涼子さんの胸元がやたら強調されていましたが、
あんな警察官はいないので⼀番のフィクションですね。

視力がアップしました。

追伸の追伸.

最初のシーンで、
目隠しした人質50人を取って立て篭もるところがある。

なるほど、これは他のいろんな小説にも出てくるけど、
犯人はああやって人質解放に⼀緒に紛れ込んで逃げればわからないね。

 ...千田琢哉(2011年4月6日発行の次代創造館ブログより)

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