【盾と矛】Vol.0718(2010年7月20日発行のブログより)
落ち⽬のホテル
経営が如実に悪化している過去の栄光ホテルの共通点をご存知だろうか。
1.部屋中・机の上がチラシ、プレートだらけ
2.エコを謳って単なる経費削減
ということである。
この1と2は⽭盾している。
エコを謳うなら紙を粗末にすべきではないだろう。
エコのためにシーツを替えなくてもいいのなら、
バスタオルを取り替えなくてもいいのなら、
その分宿泊料を値引きすべきだろう。
まったく説得⼒がない。
三流のホテルは、⼈が少なくて掲⽰が多い。
壁にはトイレはあっち、⾷堂はこっち、フロントはこっちで
エレベータはこっち、とあちこちにベタベタ貼り紙がしてある。
場所を尋ねると平気で指をさすという荒業をやってのける。
理由は簡単だ。
ただでさえ⼈が少ないから、話しかけないでくれ、ということである。
LOHASのような標語を上⼿く利⽤して商売を繁盛させようとする
会社の従業員の髪の⽑が⻩⾊かったり、
タバコをスパスパ吸っているのはなぜだろう?
健康と持続性の⽣活スタイルという意味をちゃんと理解できているのか
不思議だ。
偽善ビジネスは⾒ていて痛々しい。
お気の毒でもある。
こうしたビジネスの従業員たちが家族を持続的に養えるとは
とても思えない。
⽭盾だらけが、経営の結果に出ているのだ。
...千田琢哉(2010年7月20日発行の次代創造館ブログより)
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