【気づき】Vol.1207(2011年10月22日発行のブログより)
危険な情事。
1987年アメリカ映画。
タイトルは、
『危険な情事』
以外にはありえないかな(笑)
危険すぎるけど、誰だってこうなる可能性は決してゼロじゃない。
ってことくらい⽔準以上の大人だったらわかるよね。
この映画以降は、
日本のテレビドラマでも似たようなものがたくさん生まれたから、
今となってはそれほど珍しくはないストーリーかもしれない。
が、現代版不倫もの映画の火付け役と言えるんじゃないだろうか。
男にとっても女にとっても、
これほど最悪の場合を想定し、
ありのまま表現してくれている映画という点では。
主演男優のマイケル・ダグラスは言うまでもないけど、
不倫相手のグレン・クローズの演技力もずば抜けている。
男の都合で観るとこれほど迷惑な女もいない。
まさに満場⼀致で絵に描いたような最低最悪のさげまんの極みだ。
まあ映画の中の女性は、かなりの度合いでイッちゃてるんだけどね。
だけど男の弱さやズルさを知り尽くしているんだよ。
一方、逆に女の都合で観ると、
男というのは実に自分に都合のいい単細胞な生き物だなって痛感する。
確かに男の自分勝手さは絶対に許されないだろうね。
うん。
自分の娘がこうされたらと考えれば、
世の父親は誰でも殺意を抱くはずだから。
お互いの立場で観賞すると、
やっぱりどこまでいっても性差を分かち合えることはないんだよ。
永遠に分かち合えないように、神様が⼈間を創ったんだろうな。
死ぬまで修行しなさいって(笑)
大人の女が本気になるのは、
2回目にベットを共にした瞬間からなんだよね。
1回だと遊びだとか⼀晩の過ちとか納得させられる。
ところが、2回⽬からはひょっとしたら本気かもしれないって期待する。
男だって2回⽬からは別の意味で都合よく考えている。
2回目からは命がけの覚悟が必要ですよという、
⽂字通り覚悟の映画だよね。
愛情と憎悪は紙⼀重。
幸せすぎてそろそろ気を引き締めたいなって大人が、
ゆとりのある時に1人で観るのにおススメ。
ゆとりない時に観賞すると、切⽻詰まった状態が倍増しちゃうから。
追伸.
間違っても⼀家団欒の平和の⼀時の中で観賞してはいけません。
女性の方は隣にいる旦那さんの表情をチェックすると、
面白い発見があるかもしれませんが。
追伸の追伸.
男の都合としては、妻のアン・アーチャーはベリー・グッド!!
・・・以上独り言でした。
...千田琢哉(2011年10月22日発行の次代創造館ブログより)
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