【気づき】Vol.1074(2011年6月11日発行のブログより)
成功と失敗。
いろんな会社や経営者を観てきて、面白い事実がある。
継続的に成功している会社というのは、ある共通点が1つあるのに対して、ダメな会社というのは理由が無限にあるということだ。
つまり、成功している理由はシンプルなのだが、
失敗してる理由は多岐にわたっているということに他ならない。
失敗の原因は1つや2つではないという厳しい現実だ。
ダメな会社というのは、連鎖反応ですべてがイマイチかイマニなのだ。
根本は社長の思想だ。
ダメな会社の共通点としては、若手社員が臆病者でプライドが高いことだ。
臆病者なのに、プライドだけはやたら高い。
とっても見苦しいと思うかもしれないが、
誰でも若かりし頃は大なり小なりそうだったはず。
ところが、ダメ会社というのはその度合いが激しい。
もちろん社長が群を抜いて臆病者でプライドが高いから、
幹部社員がそれに準じ、新入社員まで感染しているといわけだ。
研修をやると非常に露⾻にわかる。
あと、過剰なくらいに女性が優位に立っている会社。
男性が過剰なほど草食系の会社。
これもヤバイ。
⼀時的にチヤホヤされることはあっても、
必ず急降下する時期がやってくる。
やはり、それぞれの特性をきちんと活かしているというのは大切だ。
ところで成功している会社の共通点?
それは迷うことなくお客様第⼀主義であること。
ぐんと離れて従業員を大切にする。
従業員を大切にするのはお客様に最高のおもてなしをするためだ。
ここが重要なところ。
そして、それができている会社の社長は、揃いも揃って素直だ。
素直というのは、受け入れ態勢ができているということ。
何でもいったんは飲み込むこと。
イエスマンではない。
納得できなくても従うわけではない。
きちんと自分の基準で検証してはっきりするまでは、
NOと拒絶しないことである。
最後まで⽿を傾けることである。
こうした会社の従業員たちは同様に素直だ。
受け入れ態勢があるから、どんどん成長する。
成功の共通項はシンプルに1つだが、失敗の理由は無限にあるのだ。
追伸.
どんなに反論したくなっても、人の話は最後まで黙って聴こう。
きっとその晩寝る前に、
「よかった」
と心から感謝できると思うよ。
...千田琢哉(2011年6月11日発行の次代創造館ブログより)
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