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【気づき】Vol.0893(2010年12月25日発行のブログより)

ホノカアボーイ。

カフェのはしごをしながらモンブラン漬けの日々を過ごす中、
最新刊『断れる20代になりなさい!』を出版したパートナーである、
総合出版社のすばる舎から著者直撃インタビューを受けた。

書斎までやってきて来てくれてパシャパシャ写真撮影されました。

すばる舎リンケージの知性ほとばしる鈴⽊由佳利さん、
共に汗だくになった担当編集者の鯨岡純⼀さん、
ありがとうございました。

さて、本題突入!

昨年3月に上映された映画『ホノカアボーイ』。

ホノカアとうのは、ハワイ島の北端に実在する小さな町の名前だ。

とにかく映像が美しく超スローテンポで風のように流れていく映画だ。

この町で生活している人たちが、また実に人間らしくていい。

一人ひとりがかっこいいのだ。

主演の若い男の子レオと50歳離れた女性ビーの片思いもいい。

※レオとは原作吉田玲雄氏の「レオ」

レオは岡田将生さん、ビーは倍賞千恵子さんが演じているんだけど、
ビーおばちゃんはいつも男の子レオに対してとても綺麗な敬語を使う。

愛にはいつも尊敬が含まれているんだね。

そして料理がとてつもなく巧い。

いつもインスタントラーメンばかり食べていた男の子レオは、
すっかりビーおばちゃんの料理の巧さのとりこになってしまう。

ビーおばちゃんの作ったマラサダを食べるために、
わざわざホノカアまでやってくる観光客もいた。

男の子レオは若い男の子らしく鈍感で、
ビーおばちゃんの女心に気づかない。

鈍感な男の子レオはモデルの長谷川潤さん演じる女の子マライアに
恋するも、その恋に破れる。

男の子レオは女の子マライアを一度ビーおばちゃんに紹介するために、
誕生会に招いた。

女の子マライアは、ビーおばちゃんが男の子レオに恋心を抱いているのを
瞬時に見抜く。

男には備わっていない女の直感だ。

女はバカだ。

でも、男はもっとバカだ。

これはビーおばちゃんの映画中に出てくる名言である。

50歳離れたビーおばちゃんが、
男の子レオの目を惹くために髪型を変えたり服を変えたりするが、
それに気づいたのは初対面の女の子マライアだった。

「そんなんじゃ、女の子にもてないよ〜」
とレオはマライアに言われてしまう。

とてもスローテンポな映画だけど、
繰り返し観るとその度に新しい発見がある映画だと思う。

甘く切ないだけでなく、
人生のたいせつなものを教わっていることに気づかされる。

文字どおり人間のあたたかみを思い出させる傑作だ。

既に観た人もそうでない人も、この正月休みに、ぜひどうぞ。

映画は2回目に新しい発見がありますよ。

追伸.

同性愛を訳すと、「愛は壁を超える」というのは巧い︕

ちなみに映画に出てくるあの同性愛Tシャツは、
1種類じゃないことに気づきましたか?

 追伸の追伸.

月の虹は、心の目で見なければずっと見えないんだね。

⾁体の視力を失うと、心の視力が手に入るんだ。

 追伸の追伸の追伸.

昨夜ポストを見て驚きました!

今までの東京生活の中で最高のボリュームで郵便物が・・・
全国からクリスマスカードありがとうございます!

中には学生時代に毎日通い続けた、
仙台の⽼舗書店金港堂からも届いていたのには、感動しました。

デミ・ムーア似の店員さんに会うために毎日通ってたっけ。

今日は返事を書き続ける日に決めました。

最後の追伸.

薄暗くなりかけた赤坂郵便局で、
恐らくは100万分の1くらいの確率での再会が・・・

更にその再会の意味を聞いたらまた100万分の1くらいの偶然。

合わせて1兆分の1のラッキーでした。

南青山は奇跡が日常に起こる場所ですね。

 ...千田琢哉(2010年12月25日発行の次代創造館ブログより)

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