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【気づき】Vol.1138(2011年8月14日発行のブログより)

説得と納得。

『⼈⽣書店』のプロローグをきっかけに、
中谷彰宏さんから直筆サインと本が届いた。

中⾕彰宏事務所出版の『ヒラメキを、即、行動に移そう』

新幹線で販売されているアイスクリームのエピソードが好きで、
この本を読んで以来、この2年間毎回新幹線アイスを買って⾷べている。

今日まで生きてきてよかった。

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説得した人は損をしている。

なぜなら、説得で人は絶対に納得しないからだ。

説得というのは、論理的に相手をねじ伏せること。

絶対に決まらない商談というのがあって、
お客様に対して後出しじゃんけんで業界のデータを持ち出してしまう人だ。

お客様の意見を聞いておきながら、

「それがね、違うんですよ。
驚くでしょうが、ほら、こんなデータがあるんです」

ってね。

本人はとても得意気になって、

「どうだ、プロはすごいだろ」

ってふんぞり返っているけど決まらない。

パソコンなんかを持ちだしたりして。

お客様は、

「へぇ〜、そうだったんですねぇ」

と驚いたふりをしながら⼆度とその人とは会いたくないと思う。

単にデータという裏付けを予め持っていながら、
お客様より優位に立とうとしているいやらしさがバレてしまうからだ。

こうしたセールスパーソンやビジネスパーソンたちは、
一生うだつが上がらない。

正しいことを主張しても嫌われるだけだという大切なことに、
気づかないからだ。

納得させてくれた人のことを、人は好きになる。

だけど、説得してくれた人のことを、人は嫌いになる。

これはもう人間の本能だから仕方がない。

納得するのは快感だけど説得させられるのは不快。

納得は能動的だけど、説得は受動的。

納得は相手のために愛情を捧げることだけど、
説得はひたすら自分のメリットのため。

やっぱり、せっかく奇跡的に生まれてきた人生なんだから、
納得で生きていきたいよね。

追伸.

説得された生産性を1.0とすると、
納得して自ら積極的に取り組むと生産性は2.56倍になる。

人間て素敵だね。

 ...千田琢哉(2011年8月14日発行の次代創造館ブログより)

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