#開発ストーリー:2週間でローンチした「はいチーズ!ムービー」1年間の軌跡
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#開発ストーリー:2週間でローンチした「はいチーズ!ムービー」1年間の軌跡

「休園中の園児に動画メッセージを届けたい。」コロナ禍の先生の声から起案し、2週間というスピードで昨年の5月にローンチされた『園チャンネル』。このたび、幼保向けの「写真」「動画」「アルバム」「ICT」サービスを統合し、SaaS型総合保育テックサービス『はいチーズ!』としてブランドを統一。園チャンネルは『はいチーズ!ムービー』として生まれ変わりました。サービスローンチから1年強経過した今、その歩みを、開発を担当するリードエンジニアの岡本さんと、エンジニアの木山さんに聞きました。

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■はいチーズ!ムービーとは?

はいチーズ!ムービー(https://enchannel.jp/)は、幼稚園・保育園等に特化した動画配信プラットフォーム。先生が撮影した動画を家庭向けに限定公開し、保護者はスマートフォンやPC、タブレットを使って無料で視聴することができる、園と家庭の新しいコミュニケーションを支援するサービスです。

2週間でローンチしたプロダクトのその後~LIVE配信への挑戦~

ーまず、このプロジェクトにおけるご自身の役割を教えてください

岡本:この企画が立案されたのが、2020年5月のGW前で、PMとして将吾さんが中心に進められていました。自分はそこから割と直ぐにチームに加わりました。その時点でデザインはほぼ出来上がっていて、自分はWEBアプリケーションの開発を行い、SREの方にインフラ周りの整理をしてもらって、2週間で細かい要件の調整をしつつリリースまで持っていくことができました。

▼リリース時のインタビュー

岡本:たったの2週間というかなりのスピード感でリリースしたサービスだったので、リリース後、はじめのうちは「ユーザー側のアップロード機能」や「公開開始日設定の機能」「パスワード設定機能」など細かい機能の追加を必要なものから開発していきました。

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ー直近の大きなリリースとしてはどのようなものがありましたか?

岡本:大きなリリースとしてはLIVE配信機能があります。その中で、LIVE配信が実際に使われるのかを、一部の園に公開して検証しようということになり、技術検証が終わってβ版を公開。β公開は、営業さん経由で興味がある園にお話しする形でいくつかあたってもらいました。実際に初めて使ってもらったのが2020年10月くらいかな。

木山:ぶどう狩りのイベントでしたよね。

岡本:技術的にも新しいチャレンジだったので、利用していただいてフィードバックをもらって、技術的な課題、UIUX面の課題が出てきたものを、ブラッシュアップを重ねて、2020年12月に全園公開となりました。

ー木山さんはどの辺りからプロジェクトにジョインしましたか?

木山:サービスローンチ後すぐにジョインしました。最初は園の方が動画をアップロードする機能を、その後はLIVE配信の技術検証を行い、その後のリリースまで担当しました。新しいところでいうと、動画の圧縮部分の仕組みを作るところも担当しています。

ーほぼ全部の開発に関わってますね!

岡本:木山くんには動画マスターになってもらおうと思ってたので、動画に関わることを全てお願いしてました(笑)

木山:おかげさまで多少は。まだマスターまではいけてないけど中くらいまでは来てるかなと。

岡本:多分社内で一番詳しいと思いますよ。

木山:盛りましたね(笑)

大容量データとの戦い

岡本:LIVE配信以降は認証キーなどの改修を進めつつ、今年9月のリニューアルの話につながってきます。約1年間運用してきたなかで、やはり動画はサーバーのシステムコストが大きく、このまま全てを無料かつ基本無制限での提供は難しい、という課題が出てきました。とはいえ利用園は増えていますし、視聴者数も増えていて、社会的なニーズは間違いなくあります。

ただ、無料じゃないと使いにくい園の方も多いと思うので、“無料で使える”というところは重視して、制限を加えさせていただく形でリニューアルを進めました。

ー具体的なリニューアル内容を教えてください。

岡本:主には制限をかけたという部分で、大きくはLIVE配信とVOD(動画をあげていつでも視聴できる形)の動画アップロードの二つの部分で、LIVE配信に関しては、分かりやすく有料化しています。事前にLIVE配信の枠を30分単位で購入していただいて、購入した範囲で使えるという形です。
VOD動画アップロードに関しては、アップロードする動画の容量を制限したのと、動画の画質を調整させていただいているのと、公開期限を1年に制限しました。

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〔アップロードフローの刷新(圧縮等の実装)に関するAWSの構成図〕

ー開発する中でチャレンジングだった箇所はありますか?

岡本:圧縮の所ですかね。AWSのメディアコンバートというものを使っていて、それによってそもそもコストを抑えられるというのと、サービスがスケールしても耐えられるので選択しました。
動画はサイズが大きくて、ファイルのアップロード、視聴するときダウンロードの通信料が写真とは比にならない。となったときに、動画配信をどのプラットフォームで配信すべきか、動画自体を圧縮して解像度を下げないとサービスの継続が難しいとか、大容量データとの戦いですね。動画・配信自体が会社としても新しい取り組みでした。

エンジニアがプロダクトマネジメントを引っ張っていく

ーどの技術を採用するかはどのように決めていくのでしょうか?

岡本:1つは先程のコストの面です。また、便利なSaaSサービスがあるなかでどれだけ開発コストを抑えられるか、早くリリースできることができるのか、今後の事業の進化に対応する拡張性は備えているか、複合的に判断しています。

ー岡本さんが中心に進めていらっしゃる?

岡本:各プラットフォームや技術を選択した場合にどのようなインパクトがあるのか、細かいデータに関してはメンバー含めてみんなで抽出しています。私は、それらをまとめて、事業に関わるメンバーと相談しながら決めていきます。

木山:決まったものを、自分やメンバーで試してみて、実際どうだったかをフィードバックしながら開発を進めています。

岡本:具体的にどの技術を採用するか決めていくときには、事業計画が大事になってきます。来年で何園の導入を目標にするのか、そうなったら1か月の視聴者数がどれくらいで、という部分をビジネスサイドのメンバーと会社の期待値とをすり合わせして進めて行きます。事業全体と開発とを合わせて考えることが大事ですね。

ー事業の計画とも密接に関わりながら進めていくということですね

岡本:そうですね。将吾さんはもともとエンジニアで、プロダクトマネージャーとして「はいチーズ!ムービー」を進めてくださっています。
PMに期待されることは、体制によって異なると考えています。例えば事業責任者とPMがいる状況もあれば、PMが事業のことも全てを担っている状況もあります。
「はいチーズ!ムービー」の場合ははっきり事業化していないというところもあって、PMの将吾さんが事業責任者も担って開発を進めている形になります。

ーエンジニアとしてはプロダクトマネジメントにどのように関わっていますか?

岡本:将吾さんの期待値としては「エンジニアがプロダクトマネジメントを引っ張って行くとよい」という考えがあるので、最初は将吾さんに引っ張ってもらってましたが、リリースからある程度落ち着いたところで、エンジニアの方でもプロダクトマネジメント、プロダクトをどう作っていくべきかというところに強く関与して携わってきました。エンジニアへの期待は強いんじゃないかなと感じています(笑)

コロナ後の社会を見据えてより使いやすいサービスを

ー最後に、今後の展望を教えてください。

岡本:幼保向けの「写真」「動画」「アルバム」「ICT」サービスの全てを、『はいチーズ!』ブランドに統一して、システム連携を図ることでユーザーがより快適にシステムを利用できるようにしようという話がある中で、「はいチーズ!システム」(保育ICTシステム)とどのように連携していくか。「はいチーズ!フォト」の中でも動画を販売してくのかとか、販売しなくとも写真と一緒に動画が見れるようにするのか、そもそも、新型コロナの状況によって世の中が変化する中で、今後どのように使われるべきか、という時代の変化も同時に見据えながら、他サービスとの連携も一緒に考えています。

園の方と保護者の方が、動画を使ってコミュニケーションしてもらうということは非常にいいことだと感じているものの、園の方の負担になってはならないと思うので、どういうものを提供すれば園の方に価値を感じてもらえるのか、いかに使ってもらうかという部分を大切に、エンジニアの視点から検討や検証を進めていければと思っています。

ー最後に、木山さんからも一言意気込みをお願いします!

木山:今までは立ち上げフェーズで、どちらかというとサービス全体の足場を作ることに注力してきました。
現在は開発メンバーも増え、新しいフェーズとして、岡本さんのおっしゃっていたサービス連携はもちろん、はいチーズ!ムービー単体でより多くの価値を届けるためには・・・?ということも模索しています。新型コロナの影響等、サービスへのニーズも時々刻々と変わっていく分野ではありますが、園や保護者の皆さんと対話をしつつ、最大限の価値提供を目指して頑張っていきます・・!

ー「はいチーズ!ムービー」が今後どう展開していくのか、これからが益々楽しみになりました。本日はありがとうございました!


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