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私の望む愛され方

私は、母の事があまり好きではなかった。
4つ上の兄がいたんだけど、兄は親にとって頼りになる存在だったようで、
母はやっぱり兄が好きなんだな。と拗ねモードになったり、同じ事でも、あなたは女の子だからダメ、と言われて、私は信用されてないと勝手に悔しくなったりしていた。

だけど、私も結婚して、子どもを持って、今となっては親の気持ちも理解できるようになった。
ただの偉そうな娘だったなぁと申し訳なく思う事もたくさん。

それでも、もっとこうして欲しかった、とか、あの時、なぜダメだと言ったの?とか、納得できない事が思い出されて、大した事ではないけど、どこかで許せない思いがあった。愛されていなかった、とは思ってないし、感謝もしてるけど、私のやりたかった事を邪魔した、みたいに思っていた。

そんな私だったけど、ある時ある人に、
「あなたのお母さんはあなたを愛しているよ。ただあなたの望む愛し方ではなかっただけ。」と言われて、すごく腑に落ちた。

本当にそうだ。
私も自分の子どもたちを愛して育ててるけど、子どもたちの望む愛し方ではないかもしれない、きっと違う^ ^だけど、間違いなく愛しているし、将来の幸せも願っている。

うまく行く事も行かない事もある。だけど、私はいつも最善を尽くしている。
そして、誰もがそうなんだ。

そう気がついたら、母への思いも納得できた。
大好きになったわけではないけど、もっと大切にしたいと思うようになった。元気なうちに母の喜ぶ事をもっとしてあげたいと思っている。
でもそれも、母にとって母の望む愛され方ではないかもしれないけど〜!



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