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明日のため息を待たないで

まだ途中なのに

わたしの話を止めないでよね

音楽でも聴くみたいに頷くだけで

キスのときだけこっちを向いた

そんな寂しさを味わうなら

噛み終わったチューインガムのほうがよかった

それでもほんの少し

どうでもよくなっちゃうなんて

そんなわたしとは一番会いたくないの


時間が止まったフリして

愛想笑いを見せてきた

こんな気持ちになりたかったのかな

いまのわたしをいったい誰が

愛していると言ってくれるの


もしもお腹が空いているだけなのなら

わたしはパンと一緒になりたい

だけどわたしは

パンのお話を聞いてあげられるのかな

ううん わからない


ねえ

くだらなくってもいいから

こっちを向いてほしいだけなの

好きになったぶん

むきになったわたしを

もっともっと見ていてほしい


それだけでわたし

ぐっすり眠れる気がするから

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