神様ってブラック企業?

皆さんは、神頼みの経験はございますか?私は高校受験の時何度もお世話になりました。「助けて!神様!」なんて。こんな抽象的なお願いされたら神様も困ってしまいますね。

話は変わる。というわけでもないんですが、皆さんは八十神(やそかみ)という言葉を知っていますか?

簡単に説明すると、神様は合計すると八十人いるってことなんです!(人って数え方間違っている気がする…)「あーそんなことか」と思っているあなた!神様の気持ちを考えたことありますか!

え?どういうことかって?では、ご説明いたしましょう!元旦の日、初詣した経験はございますか?どんな人でも必ず一回は経験があると思います。次いで質問ですが、皆さんはその時、神様になんてお願いをしますか?

「健康になりますように」「お金持ちになりますように」「彼氏、彼女ができますように!」なんてお願いしてませんか?

そんなお願いを聞いて神様は、「え?これ誰にお願いしてる?」「いや、お前じゃないの?」「いやいや、これは受け取り方次第でお前だろ」なんて論議しているわけです!

これは八十人の集団に向かって「おい!俺のお願いを聞いてくれ!」と発言しているようなものです。仮に八十人の集団の中にあなたがいたらどう思うでしょう。「いや、お願いするならそれなりの態度を」なんて思うわけですね。

もしくは「名前くらい覚えていってくれないと、誰にお願いしてるかわからない!」という親切な神様の嘆きの声も聞こえてくるわけです。

長々とお話ししましたが、本当にお願いを叶えていただくためには八十の神様の誰に、どんなお願いをするのか。お願いが叶った暁には、神様にどんな利点があるのか。力説する必要があるわけです!

冗談はこれくらいにして、なんにせよ神様の名前くらいは覚えないと、願いを叶えてくれなそうにない。というわけですね。しかも、神社は年中無休!元旦には数万人のお願いを叶えないといけません!

これはブラック企業ならぬ、ブラック神社というべきでしょう!こんなブラックな神社に勤めている神様はこう願うわけです。

「助けてー!神様ー!」御後がよろしいようで。