死んだじいちゃんが生きてるって話

妹がこんな本を買ってきました。

しつもん「死ぬと人はどこにいくの?」

こたえ「生きている人の心の中にずっと生き続け、心が鎖で繋がれる」

おお、良いこと言ってんじゃん、、、とはなりませんでしたね。小学校低学年向けの本であるはずなのに、正直意味が分からなかった。

鎖でこころがつながり続けるってどういう意味??って、まぁ全っっ然わかんないいってわけじじゃないけれど、ぼんやりととしてしか分からない。

私には、毎朝仏壇の前に正座をし拝むという習慣があります。
え、なんでそんな今時の若者っぽく無いことをやってるの??って思いますか?
ばぁちゃんとじぃちゃん(曾祖母、曾祖父)に教えてもらったからですよ~。

ご先祖様が何かあったときに必ず守ってくれるからなって。カンカンしないと罰(ばち)が当たるからなって。(カンカンとは→通称:チーン、正式名称:おりん、なぜか家では:カンカン)

まぁ、圧倒的後者の理由で小さいときはカンカンしてましたけどね笑まぁ、いいんですよ、それで笑

ある日今は亡きじぃちゃんに線香の立て方を教わりました。(レベルUPってわけですね)
じぃちゃん、なんとマッチでやるんですよ。
かっこよくシャッて。それゃあ、7、8歳の私がそんなのをみせられたら、やりたくてやりたくて仕方がなくなるわけですよ。まぁ、ご想像の通りできない。でも、諦めたくない。マッチを仏壇に投げる。さすがに危ない。諦めた。これを何ターンしたかは、、考えないでおきましょう。

そこで、線香に火をつけてみたかった私は、めちゃめちゃいい案を思いつきます。それは、じぃちゃんがマッチに日を付けて私が線香に火を移すという。
だがしかし、じぃちゃんに止められました。

「火移しはダメだ」

いつも何でもいいよって言うじぃちゃんだからちょっと驚きました。
そして、「今は出来なくても、大きくなってひとりで出来るようになってからでいいからね。忙しいときも無理してやるもんじゃないからね。」と言ってくれました。(小さいときの〝大きくなったらね〟ってマジックワード感ありますよね。笑)

じぃちゃんは私が中学一年生の時に亡くなりました。

じいちゃんが死んだ時幼稚園生だった妹が小学生になって、線香を立てたいと言ってきました。なんとここで、私とじぃちゃんが交わしたあのやりとりを繰り返したんです。驚驚 そこで、私はじぃちゃんから教えてもらたことを、妹にも教えました。
これでいいんだよね、じぃちゃん。

あっっ!! このことだ!!!

鎖でこころがつながるってこのことだ!!じぃちゃんから教えてもらったことは心の中で生き続けるし、しかも生き続けるだけじゃなくて、活かし続けられる!って、なんだろなぁ、なんだろなぁって思ってたことがピーンってつながりましたね。

そうだ、じぃちゃんは死んでも、じぃちゃんから教えてもらったもらことは忘れるわけない!!こんな当たり前のことなのにね。

じぃちゃん、やるなぁ。

じぃちゃん、いいこと教えてくれたなぁ。

余談

お葬式の時に、親戚の人から、「おじぃちゃんはひ孫ちゃん(私)のことをずっと応援してくれてるからね。部活もおじぃちゃんパワーで勝てるよ!」って謎の励ましをいただきました。

意味わかんないなぁと思いつつ、そんなことあったら面白すぎ!って思ってます。
なにげ今も大切に面白がってる言葉のひとつ。

※後でその本を確認したところ、故人は心の中で生き続けるという言葉がありました。私の浅読みのせいで気づきませんでした。私が見つけた様に感じてしまったらすみません。



心の中で生き続けるって素敵ですよね。
素敵な考え方をもらいました。

#キナリ杯