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職業:ヒーラー

ご機嫌よう!歌う妖精さんことSenaです。
今回は結構前に書いた記事なんですが、うまく纏まらずに寝かせておいたものです。

突然ですが、自分は「音楽療法士」をしています。
結構日々、面白いことや発見・驚きなどがあるんですが、いつも一人で掘り下げていて共有することがないので、今後限定記事で共有していきたいなぁと思いまして。

そして自分は北海道在住ということもあり、普通の童謡や唱歌など、本州を想定して作られた昔の歌詞との季節のズレが年中発生しております(笑)
ここら辺も結構面白いのでプログラムなども公開していきたい所存です。

この記事は前置きです。
気になった方は登録してみてください。

◆音楽療法士とは

最近はよく耳にすることも多くなってきたこの仕事。
実際どんな仕事なの?というところですが

「音楽を使ってクライアントさん(患者さんや対象者)の精神的なケアや
身体的な活動の活性化だったり、認知症の予防だったり…」
簡単に言うと音楽を薬のように扱うプロなんですね。

と、言いましても音楽療法士は現在国家資格ではありません。
医療点数にもなりません。効果が数値として見えるものでもありません。
ということで非常に難しい立ち位置なんですね。

それでも音楽にはパワーがあると仰って(わたしもそう思います)是非セッションをお願いしますと言って取り入れてくださる方には感謝しかありません。

対象者は子どもから高齢者まで(胎教というのもありますね!)、内容としては発達支援・緩和ケア・心療・リハビリ・認知症予防など多岐に渡ります。
ひととおり勉強させていただきましたが、わたしの専門は高齢者です。
地域の町内会や病院での認知症予防教室や介護施設でのリハビリを行なっています。

◆コロナ禍で

と、言いましても忌まわしき感染症の影響もあり、施設や病院などが外部からの人を入れなくなったため、実施しなくなった場所も多くなりました。

そして長く続いたマスク生活。
どうでしょう?
思うように外出もできず、声を出すこともマスクを外すことも当たり前にできなくなった世の中では『顔がたるんだ』『声が出なくなった』『ストレスが溜まる』『体が強張る』などといった声が聞こえるようになります。

さぁ、音楽療法師の出番です!!!!!
鈍った口周りの筋肉を鍛え、口腔内を唾液でいっぱいにし、声が出るように整えようではありませんか!!!!!!!
健康な皆様には多少頑張っていただいて身体も脳みそもフル稼働していただきますよ(笑)

長く生きた人の中には『もう死にたい』『若い頃にできたことができなくなっていくのが辛い』とお話しされる方もいらっしゃいます。
気持ちは若くいようとしても、身体がついていくとは限らないのですね。
無理のない範囲で、気持ちが揺らぎ過ぎないように、かつ、生きがいと希望に繋がってほしい気持ちでセッションに臨んでいます。


◆音楽で人を癒す?


今回は前置きということで詳しい内容は書きませんでした。

音楽療法のセッションの型は決まっていないので、本当に人それぞれです。
わたしは15年近くベテランの師匠について回って、師匠の引退を機に数年前に独立しました。
毎年向いてないから辞めたいと言っていたんですが、なぜか向いているようでずっと続けています。人生って不思議ですね。ご縁がある限りは続けます。

適性としてはヒーラーにあたるんですねぇ。
謎すぎますが癒される人が続出のようです。


昔、大学で音楽療法を学んでいたときに『音楽で癒しを与えるだなんておこがましい、そんなの認めない』と言われたことがあります。
(当時の音大生は教職免許を取る人が多く、音楽療法を選択する学生は1割ほどの少数派だった)


正直、『自分の歌でみんなを笑顔に!』とか『音楽で元気を届ける!!!』とか言っている人は信用なりません…それはただのエゴだと思っています。
昔言われたことは、こういうことなんだと思います。その当時は意味がよくわからなくてなんと答えたか覚えていないのですが…

音楽療法に触れていくと、そういうものではないということがわかってきます。
純粋に寄り添うこと、その人の持っている感情やストレス・能力を引き出したり、そういうものなんですね。それを音楽の力や楽器の力を借りて行うことです。

まとめ

ちょっと興味が湧いてきましたか?笑

結構面白いんですよね。
面白いんですけど、あんまりメジャーではありませんし、基本的に閉鎖的な場所で行われることが多いのでなかなか伝わらなくてですね。

健康的な人にも軽く実践したりできますのでデモンストレーションやって!!!って言われたら喜んでやりますよ♫(たまにライブ中にやってます)

ということで限定記事にてプログラムなど公開していこうと思いますので、読んでみたいかも!って思った方はぜひ♫


ではでは、よろしければまたお付き合いくださいませ。

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