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今までで一番多かった転職理由。

私は転職回数が多い。

20歳で社会人になってから50代の今まで、10回以上は転職してきた。

2~3週間の超短期で辞めた職場もカウントすれば、もうすぐ20回になる。

そして、いままでの転職理由で一番多かったのは「自分に自信がない」だった。

自信がないから、そこから逃げるために辞めてきた。

人間関係が理由で辞めた職場よりも、はるかに多かった。

今の職場でも、私はやっぱり自信がない。

やってみたいと思って始めた仕事だけど、適職ではなかったようだ。

昨日も自分の得意ではない業務(お客さんとの面談)があった。

先輩はもう横についてサポートしてくれないので、1人で対応しなければならなかった。

マニュアル通りの説明をするだけなら、それなりにこなせるようになった。

でも、お客さんから予期せぬ質問をされるとパッと返せない。

多分これでいいよね、と思いながら答えた。

表面では自信を持って答えているように見せかけたけど、歯切れが悪くなってしまった。

全く分からなかった質問には、管轄外と伝えて専門機関に確認するよう案内した。

分からないことを間違えて案内するよりはよかったと思うけど、自分は頼りない担当者だ。

面談が終わってからお客さんを見送りながら、ガッカリさせてしまったように感じた。

部屋を去っていくお客さんの背中が、満足しているように見えなかった。

せっかく足を運んでもらったのに申し訳ない。

慣れだと言われればそれまでだけど、やっぱり今の仕事は自分に向いていないと思う。

でも、こんなふうに悩んでいることは、職場の人には相談できない。

私がその業務の主担当としてやっていくことを期待されている以上、「頑張ります」としか言えない。

周りは仕事ができる人ばかりに見える。

そんな人たちに弱音を吐いても、甘えだと思われてしまうだろうし、この気持ちは隠しておくしかないと思う。

業務のなかにはやりがいを感じられるものもあるし、どうしても今すぐ辞めたいほど苦しいわけではないけれど、半年から1年後には、ふたたび職探しをするつもりだ。

最近、適職についてよく考える。

ほんとはもっと自信を持ってできる仕事が自分の適職なのだと思う。

それなのに、自信を持ってできる仕事だと、もの足りなさを感じて満足できなかった。

ワガママよね…

でも、背伸びしてキャパ以上の仕事にチャレンジし、自信を失って転職するというパターンはそろそろ終わりにしたい。

次は自分の適職をよく考えて選ぼうと思う。

自信を持ってできる、自分の得意なことを仕事にしたい。

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