潜る

忙しいと駄目だ。忙しくて、忙しくて、眠くて、イライラして、駄目だ。

ここ数日、ありがとうって言えなくなってきていた。というよりも思えなくなってきていた。

イライラしていると、少しのことで、何でもっと早く言ってくれなかったのとか、もうその話は分かったらから静かにして、という風に思ってしまって、まあ話の内容にもよるかもしれないけど、普段ありがとうって思って、伝えていることが、思えなくなっていることに気付いた。

でも、これを書いてる今も寝不足だからイライラしてる。本音、本音、本音、本音が見えにくい。自分の本音さえ見えにくい。

私はこれと決めるか、それをやらなければいけないという状況に陥ったとき、そのことにのみ集中してしまう。そしてその反動がすごくて、全部終わったあとは大変だ。

今はその途中だけど、狭間の時期に入ったので自分がずっと全力ダッシュしかしてないことにまた気付いた。

素直、まず今は自分自身が自分に対して素直じゃない。本音が自分にさえ言えない、だって辛い、止まってしまう、でもこのままでは駄目だ。いつもこのままじゃ駄目だってずっと思っている。

緩やかに私は変わっている。半年前、私はこの先変われるのだろうか、もうどこにもいけないんじゃないかと思っていたけど、ほら、観たことか、お前は変わってるよ。性懲りもなく、もっとちゃんとわたしになりたいっていってるよ。だから、これからも絶対に日々を重ねる限り、私は変わる、事実として。

私は私がどういう人になりたいのか。どういう自分になりたいのか。何をしたいのか、何故したいのかをずっと考えて、でも結局最後はこれしかないなってなる、いくら迷ってもぐらついても結局なりたいものはずっと変わらなかった。馬鹿にされても、否定されても、応援されても、私のなりたいものは変わらなかった。

だって、どんな意見だとしても、それがどんなに自分の大切な人によるものでも、私には権利がある。自分の考え方や感じ方、大切なことを守る権利が。自分を思ってくれている人の話は真剣に聞く、でもその後どうするかは誰にも、私以外の誰にも決定できることではない。

誰に何を言われても最後に決めるのは必ず私だ。だから私は、誰かに選択の責任を押し付けないようにしなければとふとした時、思い出す。私は私の選択の責任を常に取りながら、生きていかなければならない。

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こうして考えていると、平常の心が帰ってきて、頭が透明になって、心の深いところで居られるようになる。ああ、はやく、観たい映画を観て、読みたい本を読みたい。