自己紹介
#自己紹介 (2024年10月19日改正)
桐山(KIRIYAMA)と申します。2014年5月からnoteを始め、少しずつ繊維に関する内容を書いてきました。(10年超えました)
○noteで書いている内容
このブログの目的は、繊維に関する情報をまとめ、繊維に関する知識のアーカイブを作ることです。また、このブログを、繊維について語れる「拠点」にしていきたいと考えています。
その後、考え方が変わり、繊維以外にも興味のある科学や知的生産に関することも書くようになりました。文章を書くことは知的生産の一環であり、知的生産は避けられない要素です。さらに、繊維を科学全般の視点から考えることも重要だと感じています。繊維という分野は、物理や化学などのカテゴリーに収まらず、デザイン、文化、歴史といった広範な分野にまたがっているからです。こうした背景から、むしろ幅広い分野について書くことが必要だと思い、現在は繊維以外の内容も含めて発信しています。
◯自分の専門分野
繊維業界における自分の専門分野と言えるものは以下の2つです。
1つ目は【テキスタイルアナリスト(生地分析者)】です。
私が繊維の道に進んだのは、「生地や服が好きだから」という理由ではありません。技術者として、生地があり、それを分析することが仕事でした。つまり、リバースエンジニアリングのような形で、生地は分析の対象です。テキスタイルデザイナーが「生地を作る」方向に向かうのに対し、私は「生地がどのように作られているか」を探る視点で考えています。この意味で、デザイナーとは逆の視点で生地を見ているかもしれません。
2つ目は【クレーム解析】です。
今まで学んできたことが繊維製品のクレーム解析に役立つことが分かり、さらに勉強して「繊維製品品質管理士」の資格を取得しました。その中の勉強会では、コメンターをやっていたこともあります。クレームの原因を探る解析作業が得意です。また、このためには、生産工程や試験方法(とその限界)、流通機構などの幅広い知識が必要だと実感しています。
○どんな人に読んでほしいか
私は、繊維業界のさまざまな部署で働いてきました。今は現場を離れていますが、むしろ離れてからこそ見えてくることが多く、時間を経て伝えたいことや残したいことがはっきりしてきました。
現在、クレームでお困りの方、自分の思い通りの生地が設計できない方、試験方法の意味が分からない方、試験方法に限界を感じている方などに、役立つ情報を提供できればと思っています。
また、繊維業界には標準的な教科書がないため、教科書を作りたいと考えています。そのための教科書的な記事を「両毛繊維技術研究会」(https://rsenken.com/)でまとめています。
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